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オリンパス プラザでE-M1 Mark Ⅱを試用レビュー

こんにちは、E-M-Wです。

11月5日よりオリンパスプラザでE-M1 Mark Ⅱが先行展示されているので行ってきました。

今回は短い時間しか触っていませんが、その中でわかった範囲のことを解説していきます。

オリンパスプラザで試用できるカメラ・レンズ

オリンパスプラザには、計3機のE-M1 Mark Ⅱが展示されており、2台が標準レンズ体験機で残り1台が望遠レンズ体験機となっていました。

標準レンズ体験機は「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」が装着されており、近日発売の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」も付け替えることが可能になっていました。

望遠レンズ体験機は「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」が装着されていました。

それ以外にも、新製品のストロボ「FL-900R」やパワーバッテリーホルダー「HLD-9」などアクセサリー類も試用することができました。

また、撮影データの持ち帰りも可能なので、自身のSDカードは必ず持って行きましょう。

E-M1 Mark Ⅱを実際に触ってみる

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外観のデザインはE-M1から大きな変更はありませんが、E-M1の象徴でもあるグリップのボリュームが少し増しホールド感がアップしていました。

E-M1のグリップの問題点は握った時に小指が余ることでしたが、E-M1 Mark Ⅱではその問題は解決されしっかり小指でもグリップを握ることができます。

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さらに背面の十字カーソル上のサムグリップのスペースがE-M1より広くなっているのもホールド感アップの一員になっているようです。

ボディサイズはE-M1 Mark ⅡとE-M1であまり変わりませんが、パワーバッテリーホルダーを装着するとE-M1のバッテリーホルダー装着時と比べ物にならないぐらい大きくなってしまうので注意が必要です。

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これは、E-M1 Mark Ⅱから新採用されたダブルカードスロットです。

E-M1ユーザーの方なら分かると思いますが、SDカードの挿入する向きがE-M1 Mark Ⅱから変わっています。 E-M1ではSDカードの裏面を向けて挿入していたのが、表面を向けて挿入する仕様に変わっています。

E-M1 Mark Ⅱを購入したら間違えないようにしないといけませんね。

起動時間

電源を入れて、カメラを操作できるようになるまでの時間が、E-M1より若干遅くなったように感じました。 発売まで時間があるので製品版では改善されていると嬉しいですね。

低振動モードが見つからない

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スーパーコンパネの赤枠の部分がE-M1で言うところの連写・セルフタイマーなどの設定を変更できる項目です。

ここから、単写(低振動モード)に変更しようとしたのですが、見当たりませんでした。

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スタッフの方に聞いたところ、設定は「連写・タイマー表示設定」という項目があり、初期設定では低振動モードがオフになっているとのことです。

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「連写・タイマー表示設定」では、チェックを入れる・入れないでスーパーコンパネに表示する項目を設定することができます。

例えば、セルフタイマーを普段あまり使わないので表示から消すなど、カスタマイズできます。

EVFを試してみる

EVFのフレームレートを高速(120fps)に設定するととても滑らかに表示されます、E-M1のEVF比べると雲泥の差です。 これなら動体も容易に追いかけ続けることができそうです。

連写性能を試してみる

18コマ/秒のCA-F・連写H(電子シャッター)で連写性能を試してみました。 連写の速さはカタログを見ればわかりますが、実際に連写すると改めてそのすごさを実感しました。

ブラックアウトする時間が想像以上に短く、これなら連写しながら動く被写体を追い続けることが可能です。 説明では、この凄さは伝わらないので是非みなさんにも体験したもらいたいです。

この連写性能はE-M1 Mark Ⅱの最高の武器と言っても良いでしょう。

動体追従性能

残念ながら狭い室内では動体撮影の被写体がないのでほぼテストが出来ませんでした。

新しく追加された「動体追従クラスター表示」を試すために外の歩行者で少しだけ試してみたのですが、想像していたよりは動体に追従しているように思いました。

動体追従性能に関しては、OLYMPUS Photo Festa 2016で試してみようと思います。

5軸シンクロ手振れ補正を試す

E-M1 Mark ⅡとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROでも可)を組み合わせることによって、6.5段分の手振れ補正を実現した、「5軸シンクロ手振れ補正」を試してみました。

やはりOLYMPUSの手振れ補正は他社の一歩上を行っていますね、半押しすると驚くほど画面がピタッと止まります。 ますます三脚を持ち出す機会が減りそうです。

プロキャプチャーモード

これも動く被写体がプラザ内にはなかったため、テストできませんでした。

高感度ノイズ

高感度性能はE-M1と比べ、自分の体感では1段は上がったと感じます。

長秒時ノイズテスト

長時間露光のノイズの多さに全てのE-M1ユーザーが頭を悩まされたと思います。 なので、長秒時ノイズのテストを簡単にですが行ってきました。

テスト方法はレンズキャップをはめた状態で、シャッタースピード30秒に設定しISO200,400,800,1600,3200,6400で撮影、そしてシャッタースピード60秒に設定しISO200,400,800,1600,3200,6400で撮影しました。 あとは、長秒時ノイズ低減機能オフ・高感度ノイズ低減もオフでjpegです。

RAWデータも持ち帰ったのですがまだ「OLYMPUS Viewer」も「Lightroom」も対応していないため、jpeg撮って出しを掲載します。

この画像はブログでも分かるように等倍サイズを切り出しています。

まずは、シャッタースピード30秒のノイズを見てみましょう。

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続いて、60秒を見てみましょう。

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この画像で分かるようにE-M1 Mark Ⅱは弱点だった長時間露光のノイズの多さを無事克服したようです。 これで安心して夜景撮影や星景撮影にも使用できますね。

まとめ

E-M1 Mark Ⅱの発表時、値段が高すぎるとの意見が多かったですが、実際に触ってみるとE-M1からこれだけスペックアップすれば値上げも致し方ないと思います。

OLYMPUSでE-M1が上級機だとすると、E-M1 Mark Ⅱは最上級機というほどに別次元のカメラに仕上がっています。

E-M1ももちろん今でも良いカメラですが、E-M1に少しでも不満を感じる方はE-M1 Mark Ⅱへの買い替えをお勧めします。

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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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