こんにちは、E-M-Wです。
いきなりですが、自分は最近パンフォーカスでのスナップ撮影にはまっています。
ちなみにパンフォーカスとは簡単に説明すると近くから遠くまでピントが合っているように見える状態のことを言いますが、そのパンフォーカスに設定する際重要なのが過焦点距離です。
その過焦点距離にピントを合わせることでパンフォーカスになります。 ちなみに過焦点距離はカメラボディのセンサーサイズ・レンズの焦点距離やF値などによって変化します。
焦点距離×焦点距離÷F値÷許容錯乱円という計算式を使用することで過焦点距離を導き出すことはできますが、いちいち計算するのは面倒ですね。
今回紹介するアプリを使用すれば、過焦点距離や被写界深度を簡単に調べることができます。
Field Tool
このField Toolは、iOS専用アプリで価格は無料となっています。
セッティング
アプリをインストールして開いたらまずはセッティングを行いましょう。
上の写真の赤枠部分をタップします。
次に上の写真の赤枠部分のEditをタップします。
lenses(レンズ)
自分の持っているレンズや興味のあるレンズのデータを入力します。
赤枠部分をタップすると新しいレンズを登録することができます。
各項目に登録するレンズの情報を入力します。
- 単焦点レンズはPrime、ズームレンズはZoomを選択します。
- レンズの名前を入力します。
- レンズの焦点距離を入力します。(ズームレンズの場合は焦点距離の最小値と最大値を入力)
- 最小の絞り値を入力します。
- 最大の絞り値を入力します。
入力後、Saveをタップします。
camera(カメラ)
自分の持っているカメラや興味のあるカメラのデータを入力します。
赤枠部分をタップすると新しいカメラを登録することができます。
各項目に登録するレンズの情報を入力します。
- カメラの名前
- 許容錯乱円の値
ちなみに許容錯乱円の値は、この中から選択することもできますが、カスタムを選択すれば自分で値を入力することができます。
units(単位)
距離の単位をFeet(フィート)・Feet and inches(フィートとインチ)・Meters(メートル)・Centimeters(センチメートル)の中から選択することができます。 特別な理由がない限りはメートルを選択すれば良いと思います。
使用方法
セッティング画面で、被写界深度を調べたいレンズとカメラを組み合わせて、画面右上のDoneをタップします。
Hyper(過焦点距離)
Hyperを選択すると、Focal lenght(レンズの焦点距離)とAperture(レンズのF値)の組み合わせから過焦点距離を計算してくれます。
Near(近焦点距離)
Nearを選択するとFocal lenght(レンズの焦点距離)とAperture(レンズのF値) とDistance to subject(ピントの位置)の組み合わせから近焦点距離を計算します。
Far(遠焦点距離)
Farを選択するとFocal lenght(レンズの焦点距離)とAperture(レンズのF値) とDistance to subject(ピントの位置)の組み合わせから遠焦点距離を計算します。
Near+Far(近焦点距離+遠焦点距離)
Near+Farを選択するとFocal lenght(レンズの焦点距離)とAperture(レンズのF値) とDistance to subject(ピントの位置)の組み合わせから近焦点距離と遠焦点距離を計算します。
最後に
写真撮影時に役立つだけでなく被写界深度や過焦点距離の理解にも役立つと思うので皆さんも是非このアプリを試してみてください。