MIRRORLESS COMPARISONにオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8とシグマ 56mm F1.4の比較レビューが掲載されています。
レビュー内容を抜粋
デザインと使いやすさ
- 75mm F1.8の方が少し大きいが、56mm F1.4と75mm F1.8はほとんど同じ大きさ。
- 56mm F1.4はシーリングが施され防滴構造になっているが、75mm F1.8は防滴構造は施されていない。
- 56mm F1.4はプラスティックのレンズフードが付属されているが、75mm F1.8は付属されていないので金属製のレンズフードを別途購入しなければならない。
光学性能
- 中心部の開放F値からF2.8までは56mm F1.4の方がシャープに写っている。しかも、56mmの開放F1.4と75mmの開放F1.8を比べても56mmの方が優っているのは非常に驚きました。
- F4まで絞ると違いはほとんどわからないが、56mm F1.4がわずかにシャープである。
- F5.6以降はどちらのレンズも同等の写りになります。
- 56mm F1.4は周辺部もシャープだが75mm F1.8は少し柔らかくなります。これは56mm F1.4がAPS-C用に設計されたレンズだからということを心に留めておいてください。
- F2.8ではほぼ同じ結果だが56mm F1.4がわずかに優っている
- F5.6では両レンズともにほぼ同じ写りだ
フレア
- 56mm F1.4も75mm F1.8もフレアやゴーストを軽減するように設計されている。
- 積極的に逆光を撮影するとどちらのレンズもフレアが発生するが、意図的に発生させようとしてもなかなか発生しませんでした。
- レンズフードを取り付けるとどちらのレンズでもフレアやゴーストの兆候はほとんど見られなくなります。
色収差
- どちらのレンズも開放での撮影でハイコントラストな部分に非常に軽いフリンジが発生しますが、気にするほどではない。 Lightroomなどのソフトウェアで簡単に修正できるレベルです。
最短撮影距離
- 75mm F1.8は被写体に84cmまで近づくことができ、56mm F1.4は50cmまで近づくことができます。
- 撮影倍率は75mm F1.8が0.1倍で56mm F1.4は0.135倍と高くなっています。
視野
- どちらのレンズもポートレート撮影に適していますが、56mmは顔のアップやバストアップの両方に適しており、75mmは顔のアップのために使用する傾向があると思います。
- 75mmは焦点距離が長いので屋内では動いて距離を取ることができ、使いずらいです。
マニュアルフォーカスリング
- どちらのレンズもグリップを高めるためフォーカスリングの表面に沿って溝がついています。
- シグマのレンズのフォーカスリングはゴムでできているが、オリンパスの方は金属製です。
結論
シグマの56mm F1.4は、
- 顔のアップとバストアップを組み合わせて撮影する方
- ポートレートレンズにお金を費やしたくないが、できるだけ品質の良いレンズが欲しい
- ある程度の耐候性が必要
に当てはまる方にオススメです。
オリンパスの75mm F1.8は、
- 主に顔のアップを撮影する
- 手頃な価格の中古を見つけることができる
に当てはまる方にオススメです。
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