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M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

こんにちは、E-M-Wです。

以前、M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの開封から外観のレビューを行いました。

今回はその続きで簡単なテストと実際に撮影してみた感想を書いてきます。

25mm F1.2PROの簡単なテスト

最短撮影距離テスト

このレンズの最短撮影距離は0.3mで撮影倍率は0.11倍(35mm換算値は0.22倍)とスペック表には記載されています。

しかし、オリンパスのレンズはスペック表に記載されている最短撮影距離以上に近づくことができるとよく耳にします。

なので、実際に0.3m以上に近づくことができるのかテストしてみます。

20170207 P2070009 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

最短撮影距離とはレンズの前玉から被写体までの距離ではなく、ボディに記載されている距離基準マークから被写体までの距離なのでご注意ください。

ちなみにレンズの前玉から被写体までの距離のことをワーキングディスタンスと言います。
20170207 P20700040.3 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真はダンボーのフィギュアをスペック表に記載されている最短撮影距離0.3mにセットしたものです。

20170207 P2070137 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

ダンボーは全長は8cmで、この大きさで写ります。

そして、ここからピントが合うギリギリの位置までダンボーをカメラに近づけていきます。
20170207 P2070004025 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

噂通り、スペック表の最短撮影距離である0.3m以上近づくことができました。 そして、その距離は約0.25mでした。

20170207 P2070138 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

ちなみに約0.25mの距離からの撮影だとダンボーはこの大きさで写ります。

皆さんも是非お手持ちのレンズがカタログスペックの最短撮影距離より近づくことができるか試してみてください。

口径食テスト

このレンズに限ったことではありませんが大口径レンズで小さいF値で撮影すると口径食が出てしまいます。

ちなみに口径食とは点光源をぼかした際、綺麗な丸ボケにはならずレモン状や楕円状になることです。

では、この25mm F1.2レンズで口径食はどれぐらい出るのかF値を変化させながら確認していきます。

20170121 P121002412 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真は絞り値f1.2で撮影したものです。さすがに絞り開放の状態では周辺部の点光源がレモン状にボケていますね。

20170121 P121002414 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

絞り値をF1.4に絞ると少し改善されました。 周辺部のボケもレモン状ではなくなりましたが、まだいびつな形しています。

20170121 P12100242.0 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

絞り値をF2.0に絞ると周辺部のボケがさらに丸くになりました。個人的にはこれぐらいで十分きれいだと思います。

20170121 P121002428 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

絞り値をF2.8に絞りました。ボケの大きさはだいぶ小さくなっています。

20170121 P121002440 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

絞り値をF4.0に絞るとさらにボケは小さくなりました。

今回のテスト結果から分かるように口径食を改善するにはf値を絞って撮影しましょう。 ただし、絞れば絞るほど丸ボケは小さくなるので注意が必要です。

また、どうしても絞り開放撮影したい場合は口径食が出にくい中央部に丸ボケを配置するようにするとよいでしょう。

25mm F1.2PROを実際に使ってみた感想

開放F1.2の圧倒的な明るさ

20170109 P1091294 682x1024 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真は、ISO800・絞りF1.2・シャッタースピード1/200・露出補正0EVで撮影したものです。

20170109 P1091216 682x1024 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真はISO1600・絞りF1.2・シャッタースピード1/60・露出補正1EVで撮影したものです。

このレンズを持って、大阪の天保山にある水族館の海遊館に行ってきました。

水族館内はとても暗く、さらに被写体は動いているのでシャッタースピード不足で被写体ブレ・手ブレを起こしたり、シャッタースピードを上げるため高感度を上げると高感度ノイズで画質が悪くなったり、撮影の難易度は高いと思います。

しかし、F1.2の圧倒的な明るさを誇るこのレンズを使用すれば、高感度を上げなくてもシャッタースピードも稼げるので動くクラゲでも被写体ブレ・手ブレを起こすこともなく撮影できました。

ボケが滑らかでキレイ

20170115 P1150095 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真はISO200・絞りF2.0・シャッタースピード1/400・露出補正-1EVで撮影したものです。

20170115 P1150449 1024x682 - M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの簡単なテストと使ってみた感想

上の写真はISO200・絞りF1.2・シャッタースピード1/500・露出補正-0.7EVで撮影したものです。

これらの写真は大阪府大阪市鶴見区緑地公園内にある室内植物園のさくやこの花館で撮影したものです。

自分はこれまでマイクロフォーサーズの単焦点レンズではPanasonicの20mm F1.7やOLYMPUSの45mm F1.8を使用したことがありますが、それらで撮った写真より25mmF1.2で撮った写真の方がボケが滑らかで自然な立体感のある描写だと感じました。

F1.2が明るすぎる場合もある

開放値F1.2は強力な武器ですが、晴れた日の屋外の撮影時はF1.2では明るすぎる場合があります。

自分はE-M1 Mark Ⅱとこのレンズを組み合わせて使用しており、晴れた日の屋外での撮影時は電子シャッター(最高シャッタースピード1/32000秒)を使用していますが、それでも明るすぎる場合や電子シャッターのない機種などの場合はNDフィルターを使用するなど工夫が必要になります。

最後に

この25mm F1.2 PROは描写力・AF性能・防塵防滴性能・レンズのデザインなど全てにおいて満足度が高く、自分の今一番のお気に入りレンズになっています。 ズームレンズのような利便性はありませんが、自分の足で距離を調整するなど工夫して撮影することがとても楽しく感じています。

このレンズを購入するか迷っている人は、思い切って購入することをお勧めします。きっと、このレンズの良さに皆さん満足すると思います。

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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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