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E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

こんにちは、E-M-Wです。

E-M1からE-M1 Mark Ⅱになって最も進化した点は動体撮影能力です。

先代のE-M1も他のOLYMPUSのミラーレス一眼カメラと比較すると動体撮影能力はマシですが、動体撮影に適したカメラとはお世辞にも言えません。

E-M1で動体撮影を行なったことは幾度とありますが、撮っても撮ってもピントの全く合っていない写真や画面内に被写体を収めることができないことが続き、嫌になってだんだん動くものは撮らないようになってきたと記憶しています。

しかし、このE-M1 Mark Ⅱは連写性能・AF性能・EVF性能などが大幅にアップしており、発売前のレビューなどでも動体撮影能力に関しては高評価でした。

レビューやカタログスペックだけでは、本当に良くなっているのかわからないということで、実際にE-M1 Mark Ⅱでどれだけ動体を撮れるか試してみました。

神戸動物王国で動体撮影テスト

今回は神戸にある神戸動物王国というところで動体撮影のテストを行ってみました、ここはバードショーやドックショーなどが毎日開催されておりテストにはもってこいの場所です。

ちなみにE-M1でも何度かショーを撮影してみましたが全て惨敗に終わっています。

バードパフォーマンスショーでテスト

このバードショーは神戸動物王国のメインイベントで、ダルマワシ・ベンガルワシミミズク・ハヤブサ・ハリスホーク・ルリコンゴウ・ベニコンゴウインコ・オオバタンなど数種類の鳥の飛翔する姿を見ることができます。 ちなみに1日2~3回開催されています。

20161231 PC310068 1024x682 - E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

このショーを撮影するために使用したのは、E-M1 Mark Ⅱボディ+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14の組み合わせです。 40mm-150mmでは焦点距離が足りないため、テレコンを使用しました。

基本設定は、

  • C-AF
  • 連写L(10FPS)
  • AFターゲットグループ9点
  • C-AF追従感度+2
  • フレームレート 高速

です。

では、ここから実際に撮れた写真を紹介していきます。

20161229 PC290137 1024x682 - E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

焦点距離210mm(35mm換算421mm)・露出補正 0・iso 3200・シャッタースピード 1/800・f4.0・Lightroomで現像

これは、神戸動物王国のバードショーでシベリアワシミミズクの飛翔を捉えた写真です。

ショーの会場が室内で少し暗くシャッタースピードを稼ぐため、iso感度を3200に上げました。

E-M1のEVFでは飛んでいる鳥をフレームアウトせず追い続けることは困難でしたが、E-M1 Mark ⅡのEVFはフレームレート120fps(高速設定時)で最短表示タイムラグ0.005秒と超高性能なので追い続けるのも簡単でした。

更にそれに加え、E-M1 Mark Ⅱはシャッターを切ってからのブラックアウト時間が異常に短いので連写中でも被写体を見失わず追い続けることが可能です。

写真を見てわかると思うのですが、会場には観客が大勢います。  なので、E-M1を使用して撮影した時は鳥を狙っているのにピントが観客の顔に持って行かれるがしばしばあったにですが、E-M1 Mark ⅡのAFはそのようなこともなくしっかり鳥を補足し続けてくれます。

C-AF追従感度ははじめは0で撮影していましたが、+2に設定した方が今回のように前後に動く被写体には良いと感じました。

自分は動体撮影に関しては全くのど素人ですが、それでも簡単にこのように撮ることができました。

バードパフォーマンスショーでプロキャプチャーモードをテスト

次にE-M1 Mark Ⅱの代表的な機能の一つであるプロキャプチャーモードをテストしてみました。

レンズは先ほどと同じで40-150mm f2.8 PRO+テレコンで、基本設定は同じでプロキャプチャーL(初期設定のまま)で撮影しました。

20161229 PC291126 1024x682 - E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

焦点距離210mm(35mm換算421mm)・露出補正-0.3・iso3200・シャッタースピード 1/1000・f4.0・Lightroomで現像

ハヤブサがトレーナーの手から放たれた瞬間を撮影しました。

通常このような瞬間を撮影するには、放たれる瞬間を予測し早めに連写する必要があります。 しかし、プロキャプチャーモードを使用すれば、放たれてからシャッターを押してもシャッターを押した前後の写真が保存されているためこのような瞬間も逃さず撮影することができます。

決定的瞬間を狙う人にはこのプロキャプチャーモードは強い味方になると思います。

ただ、E-M1 Mark Ⅱ以外のカメラを使用している人達からは、チート機能だとか言われそうですね。

しかし、このプロキャプチャーモードには少し残念なこともあり、この機能を使用するにはオリンパス製のマイクロフォーサーズレンズ装着時に限られます。  Panasonic製レンズ・フォーサーズレンズを使用している人は残念なお知らせです。

自社のレンズ売りたいのはわかりますが、同じマイクロフォーサーズ陣営なんですからお互い協力して欲しいですね。

ちなみに、今回のバードショーでの撮影成功率は、自己採点で75%(E-M1の時は15%ぐらい)といったところでしょうか。 しかし、自分はまだ操作に慣れていない+動体撮影初心者なので、使い慣れてくればまだまだ成功率はアップしそうです。

ドックパフォーマンスショーでテスト

シープドッグの羊の追い込み・フリスビードッグによるパフォーマンスショーです。

使用したのは、バードショーと同じくE-M1 Mark Ⅱボディ+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO +M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14の組み合わせです。

設定は

  • C-AF
  • 連写L(10FPS)
  • AFターゲットグループ9点
  • C-AF追従感度0
  • フレームレート 高速

です。

20161229 PC290864 1024x682 - E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

焦点距離100mm(35mm換算200mm)・露出補正-0.3・iso500・シャッタースピード 1/1000・f4.0・Lightroomで現像

ニュージーランドハンタウェイがステージ内を縦横無尽に走り回るところを撮影しました。

バードパフォーマンスショーでは前後に動く被写体でしたが、今回は前後だけではなく上下左右に動き回る被写体です。 そのためAF追従感度0の基本値に戻しました。

バードショーより難易度は上がりましたが、それでもE-M1 Mark Ⅱの力を持ってすれば初心者でも走り回る犬は簡単に撮れます。

20161229 PC290899 765x1024 - E-M1 Mark Ⅱで動体撮影テストをしてみました

焦点距離175mm(35mm換算351mm)・露出補正-0.3・iso200・シャッタースピード 1/1000・f4.0・Lightroomで現像

次は、フリスビー犬のフリスビーキャッチの瞬間を撮影しました。

バードショーよりも難易度が上がったので今回のドッグショーでの撮影成功率は、自己採点で60%(E-M1の時は10%未満)といったところでしょうか。 しかし、これも練習次第ではもっと撮れるようにはなりそうです。

最後に

いかがでしたか? 動体撮影初心者の自分でもE-M1 Mark Ⅱを使えばこれだけ撮ることができました。

自分のようにE-M1での動体撮影を諦めた方は是非E-M1 Mark Ⅱで再チャレンジしてもらいたい思います。

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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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