こんにちは、E-M-Wです。
2018年2月13日にAdobe Lightroom Classic CC Ver7.2がリリースされました。
Contents
Ver7.2のアップデート内容
- パフォーマンスの向上
- フォルダー検索
- フォルダーから簡単にコレクションを作成する
- フォルダーリストから「お気に入り」 でフィルタリング
- マップモジュールのピンの位置情報からコレクションを作成
- ライブラリフィルターに「編集済み/未編集」を追加
- 「編集済み/未編集」条件でスマートコレクションを作成
どれだけパフォーマンスが向上しているのかテスト
今回のアップデートで個人的に一番注目しているのは各種パフォーマンスの向上です。
- [グリッド]表示でのインポート時における読み込みの高速化
- インポートとプレビュー画像生成の高速化
- [ルーペ]表示における画像切り替えの高速化
- [現像]モジュールにおけるレンダリング結果表示の高速化
- HDRマージ、パノラママージ処理の高速化
- エクスポートの高速化
これらのパフォーマンスが向上しているそうです。
ただし、これらのパフォーマンスの向上の恩恵を受けることができるのは、16GB以上のRAM(メモリ)を搭載したMacまたはWindowsとなっています。
今回使用するPC
今回使用するのは、iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)モデルです。
スペックはCPU 3.4GHzのIntel Core i5・メモリ 16GB MHz DDR4・GPU Radeon pro 560 4GBとなっています。
読み込みとプレビュー画像生成時間のテスト
このテストでは最新版のLightroom Classic 7.2と前のバージョンのLightroom Classic 7.1を使って、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱで撮影したRAW100枚(1枚のサイズは18.82MB)を読み込み完了するまでの時間と1:1プレビュー生成が完了するまでの時間を計測し比較してみました。
結果は、
- Lightroom Classic 7.2の100枚の読み込みにかかった時間が27秒、1:1プレビュー生成にかかった時間が4分30秒
- Lightroom Classic 7.1の100枚の読み込みにかかった時間が32秒、1:1プレビュー生成にかかった時間が4分28秒
でした。
Lightroom Classic 7.2では読み込みにかかった時間が約5秒速くなりましたが、1:1プレビュー生成にかかった時間が何故か2秒遅くなってしまいました。
HDR作成にかかる時間のテスト
このテストでは最新版のLightroom Classic 7.2と前のバージョンのLightroom Classic 7.1を使って、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱで撮影したRAW5枚(1枚のサイズは約16〜17MB)を使って、HDRのプレビューの生成にかかった時間とHDR画像が結合するのにかかった時間を計測し比較してみました。
結果は、
- Lightroom Classic 7.2のHDRのプレビューの生成にかかった時間が24秒、HDR画像が結合するのにかかった時間が27秒
- Lightroom Classic 7.1のHDRのプレビューの生成にかかった時間が28秒、HDR画像が結合するのにかかった時間が28秒
でした。
Lightroom Classic 7.2ではHDRのプレビューの生成にかかった時間が約4秒速く、HDR画像を結合するのにかかった時間が約1秒速くなっています。
書き出し時間のテスト
このテストでは最新版のLightroom Classic 7.2と前のバージョンのLightroom Classic 7.1を使って、先ほどのテストで読み込んだRAW100枚(1枚のサイズは18.82MB)がフルサイズのjpegで書き出し完了するまでの時間を計測し比較してみました。
結果は、
- Lightroom Classic 7.2の100枚の書き出しにかかった時間が2分40秒
- Lightroom Classic 7.1の100枚の書き出しにかかった時間が2分57秒
でした。
Lightroom Classic 7.2では書き出しにかかった時間が約17秒速くなっています。
まとめ
今回のテストでわかるようにLightroom Classic 7.2にアップデートすると各種パフォーマンスが向上するようです。
自分の場合は1:1プレビューの画像の生成結果だけが何故か遅くなってしまいましたが、他のレビューサイトなどでもこのような事象はないので今回の測定方法に何か問題があったのかもしれません。
そして、今回のテストで使用したのは16GBのメモリを搭載したiMacだったので、それ以上にメモリを搭載したPCを使用すればさらにパフォーマンスは高速化すると考えられます。
これまではLightroomにはメモリの容量は関係ないと言われていましたが、これからはLightroomを使用するユーザーは多くのメモリを搭載したPCを使用した方が良いようですね。