こんにちは、E-M-Wです。
デスクトップ版Lightroom CCのバージョン1.3とLightroom Classic CCのバージョン7.3がリリースされました。
今回は、新たに追加された機能について解説して行きます。
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Lightroom Classic CCにカメラプロファイルが追加
これまでLightroom Classic CCで使用できたのは、Adobe standardというAdobeが用意した標準的なプロファイルとカメラメーカーの発色を再現できるプロファイルでした。(オリンパスのカメラの場合は、Natural, Muted, Portrait, Vividなどが使用可能)
今回のアップデートでたくさんのプロファイルが追加されています。
AdobeRAWプロファイル
まず、Adobe standard同様Adobeが開発したAdobeRAWプロファイルというグループです。
このAdobeRAWプロファイルには、
- カラー
- モノクローム
- ポートレート
- ランドスケープ
- ニュートラル
- ビビッド
- 標準(これまでのAdobe standard)
があります。
カラーというプロファイルはこれまでのAdobe standardに変わる新しいデフォルトのプロファイルで、どんな写真にも適用できるオールマイティなプロファイルになっています。
Creativeプロファイル
新たにCreativeプロファイルというプロファイルのグループも追加されました。
このCreativeプロファイルにはアーティスティック・モダン・ビンテージ・白黒の4種類のグループがあり、これらのプロファイルを写真に適用すれば、イメージをガラリと変化させることができます。
ちなみに上の写真にはアーティスティックの01というプロファイルを適用しています。
ちなみにこれらのプロファイルは、適用量と言うパラメーターがあり、スライダーを動かすことで効果の強弱を操作することができます。
その他の変更点
今回のアップデートで大きく変わったのはプロファイルの追加ですが、それ以外にも様々な変更点があります。
- プロファイルの位置が基本補正パネルに移動された
- かすみの除去の位置が基本補正パネルに移動された
- トーンカーブパネルの大きさが大きくなった
- フェイスタグ設定のアルゴリズムが最適され顔認識制度が向上した
デスクトップ版Lightroom CCにもカメラプロファイルが追加
これまでのデスクトップ版Lightroom CCは読み込んだRAWデータにAdobe standardという標準的なプロファイルが自動的に適用されていたため、Lightroom Classic CCのようにプロファイルを変更することはできませんでした。
それが、今回のアップデートで新たに6種類追加され自分で選択することが可能になったのです。 (RAWデータにのみ適用可能)
AdobeRAWプロファイル
追加された6種類の内容は、
- カラー
- モノクローム
- ポートレート
- ランドスケープ
- ニュートラル
- ビビッド
で、Lightroom Classic CCと同じ内容になっています。
Creativeプロファイル
Lightroom Classic CCで追加されたCreativeプロファイルがデスクトップ版Lightroom CCにも追加されました。
アーティスティック・モダン・ビンテージ・白黒の4種類のグループがあり、こちらもLightroom Classic CCと同じ内容になっています。
ちなみに上の写真には、ビンテージフィルターの10を適用しています。
その他の変更点
- ネットワークアタッチストレージ(NAS)デバイスをサポート
- 新しいフィルターオプションが追加
- 同期ステータスによるフィルタリングが可能になった
最後に
今回のアップデートでカメラプロファイルが大幅に強化され、これまで以上に現像作業が快適に行えるようになりましたね。
ちなみにモバイル版のLightroom CCも今回のアップデートでカメラプロファイルの追加が行われています。