ロビン・ウォン氏のブログにOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3レンズのレビューが掲載されています。
ちなみにロビン・ウォン氏はオリンパスマレーシアのアンバサダーのため、公式リリース前に12-200mm F3.5-6.3レンズをテストすることができたとのことです。
Contents
レビュー内容を抜粋
- 12-200mmレンズは収納時はかなりコンパクトだが、ズームを伸ばしきった最長の長さはかなり長い
- このレンズはプロレンズではないので40-150mm F2.8 PROや300mm F4 PROのような画質を期待してはいけない
- 75-300mmや40-150mmのようなシャープな画質であるが、12-200mmは全体的なディテールの保持という点でわずかな利点があり、コントラストが優れている
- 焦点距離200mmの絞り値はF6.3のため、明るくない場所で野生動物を撮影する際は十分なシャッタースピードを維持するためにiso感度を上げる必要がある
- 静止した鳥であればE-M1 Mark Ⅱの五軸手振れ補正の効果で焦点距離200mm・1/20秒でも鮮明な写真が撮れた
- F値は可変式で12mm F3.5、17mm F4.2、25mm F4.7、40mm F5.3、50mm F5.7、75mm F6.1、100mm F6.2、112mm以降 F6.3という風に変化する
- 焦点距離が100mmを超えると全体的にシャープネスが低下する
- 12mm-100mmの焦点距離での写りは想像していたよりも良く、同じ焦点距離のキットレンズよりもシャープに写る
- 色収差や、樽型および糸巻き収差はソフトウェア補正で最適化される
- 強い光の下で広角撮影を行ってもパープルフリンジはほとんど出ない
- フレア耐性が非常に高い。これは12-200mmがオリンパスの高級レンズの多くを凌駕している
- 12-200mmは12-40mm F2.8よりも約100g重いが、E-M1 Mark Ⅱとのバランスは非常に良く重く感じない、しかし、E-PL9のような小型なカメラでは同じことは言えない
- AF性能は他の新しいマイクロフォーサーズレンズと全く同じ
- 12-200mmはマクロ撮影が非常に印象的です。広角12mmで広角マクロ撮影ができ、望遠端は0.46倍(35mm版換算値)の最大撮影倍率を達成している
- 14-150mmとの比較すると、望遠側の+50mmはそれほど意味はないが、12mmの広角があることで狭いスペースで、フレームへのフィット性がさらに向上する
- 12-100mm F4 PROとの比較をすると、全てにおいて12-100mm F4 PROが優れています。ただし、12-200mmよりも重く高価である。
- このレンズの超望遠はオリンパスの特徴の非常にシャープな画質を得ることはできないが、12-100mmの範囲では非常に良好である。
- レンズのフレア耐性とこれだけの超望遠レンズにも関わらず、これだけコンパクトな大きさと重さを実現している点に私は感動している
最後に
12-200mm F3.5-5.6はプロレンズではないので、12-100mm F4.0 IS PROのようなシャープな画質を期待しないほうがよさそうですね。
しかし、12-100mm F4.0 IS PROよりコンパクトで軽量でありながら望遠側が200mmまであるので、撮影がメインではない旅行などでは大活躍しそうですね。
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