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「Olympus Viewer3」を使用して感じたメリット、デメリット

こんにちは、E-M-Wです。

前回「Olympus Viewer3」について簡単な説明をしました。

 

 

今回は、「Olympus Viewer3」で実際にRAW現像を行ってみて感じた、良い所、悪い所を書きたいと思います。

ちなみに自分が普段使用しているRAW現像ソフトである「Adobe Lightroom」と比較してみます。

「Olympus Viewer3」のメリット、デメリット

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「Olympus Viewer3」のメリット

RAWデータにアートフィルターを適用できる

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OLYMPUSのデジタルカメラには写真を簡単に芸術的に仕上げる「アートフィルタ」と言う機能があります。 この「アートフィルタ」機能は撮影前に適用したいフィルターを選択し、撮影後にjpegで保存されます。
なので、「アートフィルタ」を適用した画像をサードパーティ製のソフトではRAW現像を行うことができません。

しかし、この「Olympus Viewer3」を使用すれば、RAWデータに後から「アートフィルタ」を適用できます。 なので、「アートフィルタ」を適用してからRAW現像のパラメーターを調整したり、逆にRAW現像のパラメーターを調整してから「アートフィルタ」を適用するなど可能です。

カメラで撮影したjpegと同じ色を再現できる

純正ソフトを使用すれば、RAW現像を行ってもカメラのjpegと同じ色を再現することができます。 「Adobe Lightroom」にも「プロファイル」と言う機能で、仕上がり(natural、vividなど)を指定することも可能ですが、色味が少し違ってしまいます。

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上の写真は「Olympus Viewer3」で仕上がり設定をvividで書き出したものです。

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上の写真は「Adobe Lightroom」でプロファイルをcamera vividで書き出したものです。

このサイズの画像では分かりにくいと思いますが等倍で見比べてみると違いがわかります。 なので、正しい色を必要とする作品作りには純正ソフトを使用するのが良いと思います

歪み補正が優秀

この機能は、レンズの情報を使用し、レンズの歪みを自動的に補正することができます。

「Adobe Lightroom」でもOLYMPUSのマイクロフォーサーズカメラは自動的にレンズ補正が適用されるのですが、「Olympus Viewer3」のレンズ情報を使用した歪み補正とは少し異なる結果が出ました。

なので、「Olympus Viewer3」を使用した方が完璧な歪み補正が出来るようです。

最新機種の対応が早い

純正ソフトの場合、最新機種のカメラが発売と同時にこの「Olympus Viewer3」でRAW現像が可能になります。

ちなみに、om-d E-M1発売が2013年10月19日で「Adobe Lightroom」に対応したのは2013年12月12日で2ヶ月近く待つことになりました。

デメリット

ソフトの動きが重い

RAW現像のパラメーターを調整しても適用されるまでに結構な時間がかかります、「Adobe Lightroom」と比較すると3倍以上の時間がかかります。  なので、一枚仕上げるのにかかる時間が「Adobe Lightroom」に比べ圧倒的にかかってしまいます。

「Olympus Viewer4」にバージョンアップする際はもっと素早く動くように修正されているといいのですが・・・

ちなみに自分の使用しているPCはAppleのMacBook Pro 13インチなので、ハイスペックなPCを使われてる方やOSがWindowsの方だとここまで重いことはないかもしれませんね。

機能が物足りない

RAW現像ソフトに必要な機能は一通り揃っているのですが、「Adobe Lightroom」に比べるとまだまだ物足りません。

「Adobe Lightroom」には、写真のゴミなどを修正する「スポット修正」や部分的に補正するための「段階フィルター」「円形フィルター」「補正ブラシ」や色を個別に調整する「HLS/カラーパネル」などがありますが、「Olympus Viewer3」ではできません。

今後のアップデートで様々な機能が追加されることを願いましょう。

まとめ

カメラの開発も頑張って欲しいですが、ソフトの開発も頑張ってもらって今以上に良いソフトにバージョンアップされることを期待します。

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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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