こんにちは、E-M-Wです。
6月の代表する花といえば誰もが思い浮かべるのがアジサイだと思います。
今回はアジサイをデジイチ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ)で撮る方法を紹介します。
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三分割構図でアジサイを美しく撮る
アジサイの写真をいざ撮ろうとしたら、たくさんの花が咲いていてどう撮ればいいのかわからないなんてことはありませんか? そんな時は三分割構図で画面を整理しましょう。
簡単に三分割構図を説明するとこの写真のように三分割の交点もしくは、分割線上にアジサイを配置することです。 すると、この通り写真に安定感が出ました。
もちろん一株の場合でも三分割構図は有効です。 どのように撮ればいいのか迷った時はこの三分割構図を思い出してみてください。
露出補正をマイナスにして撮る
露出補正をマイナス-0.7~-2.0ぐらいで撮影してみましょう。 そうすることでアジサイがしっとりとした雰囲気になります。
爽やかな感じに写っているのですが、アジサイは梅雨の花なのでもう少し落ち着いた雰囲気が合うような気がします。
これは露出補正を-1.0EVで撮影したものです。 こちらの方が梅雨の花の雰囲気に合っていると思います。
ホワイトバランスを青めに設定する
アジサイの咲く季節を表現するために、ホワイトバランスを設定します。 ただし、プリセットホワイトバランス (晴天、日陰、電球など)を使うのではなく、色温度を数値で設定できるホワイトバランスのモードを使いましょう。
この写真はオートホワイトバランスで撮影した写真です、色温度は5550kです。
そしてこの写真は色温度4400kに設定して撮影した写真です。 この写真の方が冷たい印象で、梅雨の雰囲気が出ています。
色温度の数値の目安は4000K~4900Kぐらいの間で、あとは自分の好みで調整してみてください。
曇りの日もしくは雨の日に撮る
晴れている日だと日の当たってるところと影になっているところができてしまいますが、曇り空だと光がフラットに当たり自然な雰囲気が出ます。 そして、アジサイが雨に濡れているとさらに雰囲気が増します。
とは言っても、天候を操ることはできませんので、天気予報をチェックしてあとは神頼みしかありませんが。
ただし、雨の日の撮影はカメラに危険が伴います。 防塵防滴のカメラであればある程度の雨は大丈夫ですが、普通のカメラだと雨に濡れて壊れてしまうことがあります。 なので、カメラにビニール袋をかぶせるなど保護が必要です。 そして、万が一濡れてしまったら乾拭きのタオルでしっかりとカメラを拭きましょう。
白いアジサイはプラス補正で撮る
この白いアジサイは露出補正なしで撮影したものです。 せっかく白いアジサイを撮ったのにこんなに暗くなってしまいました、なぜでしょうか?
それは白いものを撮ろうとするとカメラが明るすぎると判断し、露出を暗く設定してしまうためです。 なので白い被写体を撮影するときは露出をプラスにしましょう。
この写真は露出を+1.4EVで撮影しました、この方が白のアジサイは綺麗に写りますね。
アジサイだけ撮るのではなく背景も撮る
アジサイのアップの写真ばかりではなく背景も写してみましょう、そうすることでその場の雰囲気が伝わる写真になります。 この写真の場合、奥に赤色の山門を入れることで神社の雰囲気が伝わると思います。
背景に丸ボケを入れる
森の中に咲いている紫陽花を撮影する際、木々の隙間から差し込む木漏れ日を背景に入れて撮影してみましょう。
ポイントは、望遠レンズでF値を小さくして背景を大きくぼかして、少し花を見上げる感じで撮影することです。
このように背景に丸ボケを入ってることで写真が明るい印象になります。
ちなみに先ほどF値を小さくすると言いましたが、必ず開放F値で撮影するというわけではありません。
F値を小さくしすぎると、周辺部の丸ボケがラグビーボール状になることあるのでその場合は少し絞ってボケの形を丸くすることをお勧めします。
まとめ
有名なアジサイスポットに行って撮る人も、ご近所に咲いているアジサイを撮る人も、みなさん良いアジサイの写真をたくさん撮ってください。
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