こんにちは、E-M-Wです。
前回は、E-M1をおよそ2年9か月(2016年7月現在)使い続けて、個人的に感じたこのカメラの良いところを書いていきました。
しかし、世の中に完璧なものは決して存在しません、それは大好きなOLYMPUSのOM-D E-M1でも例外ではありません。
良いところはたくさんありますが、悪いところももちろんあります。 なので今回はこのE-M1と過ごした時間の中で、個人的に感じたこのカメラの良くないところを書いていきます。
E-M1の良くないところ
長時間露光時のノイズが多い
これは発売直後に発覚し、全世界のE-M1ユーザーを震撼させた事件です。
ちなみに長時間露光とは、シャッターを1秒以上開けておいて撮影することです、この方法で撮影すると星が線のように流れたり、車のテールランプの軌跡を写したり、水面の波を消しフラットな状態にできたり、肉眼では見れない幻想的な写真を撮ることができます。
話は逸れましたが、このE-M1で長時間露光を行うと長秒ノイズというものが大量に発生し、画質が荒くなってしてしまうのです。
この写真はiso 200/絞り F8/シャッタースピード 60秒の長時間露光で撮影したものです。 これぐらいのサイズの画像では長秒ノイズは確認できないかもしれませんね。
この写真は先ほどの写真を一部分を切り出したものです。 水面にたくさんの点々があります、これが長秒ノイズです。 この長秒ノイズは長時間露光を行えばどんなカメラでも発生するものですが、同じOLYMPUSのE-M5などはここまでひどくはありませんでした。
ただこのノイズの発生を防ぐ方法もあります。 メニューに長秒時ノイズ低減という項目があるのでONにします、するとその名の通り長秒ノイズを低減してくれます。
ただし、処理のために撮影時間と同じだけ時間が必要になります。つまり先ほどの写真だと撮影に60秒×2で120秒もかかってしまいます、この間じっと待つしかありません。 以前真冬に夜景撮影をした時は寒さに震えながら待ちました、とても辛かったです。
あと、星の撮影時にこの長秒時ノイズ低減を使うとノイズと一緒に星も消してしまうこともあるのであまり使えないようです。
ファームウェアアップデート後、設定がリセットされる
このカメラは発売から幾度となくファームウェアアップデートを繰り返し、その度に新しい機能の追加や機能の不具合の改善をしてくれました。
しかし、そこにも一つだけ問題が・・・
それはファームウェアアップデートの度、自分好みにカスタマイズした設定が全て消えてしまうということです。 E-M1の設定項目は100個以上あります、それらの設定が全て消えてまた手動で設定し直しです。 初めてこの罠に陥った時は絶望しました。
その後は、ファームウェアアップデートに備えて設定をメモして、リセットされてもそれを見ながら再設定を行いました。 ただ、それでもそれなりに再設定する時間はかかってしまいますので大変です。
しかし、ver4からそれ以降にファームウェアアップデートを行う場合、カメラの設定はリセットされず保持されるようになったようです。
さすがですね、やっぱりOLYMPUSはやればできる子です。
まとめ
今回は心を鬼にして、この記事を書きました。
最後にこの記事を読んで、E-M-Wのことを嫌いになってもE-M1のことは嫌いにならないでください。