こんにちわ、E-M-Wです。
今回は動物園で動物をデジイチ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ)で撮る方法を紹介します。
Contents
持って行く物
- レンズ交換式カメラ(一眼レフ、ミラーレス一眼など)
- 標準レンズ
- 望遠レンズ(35mm換算で300mm以上が理想)
自分はOLYMPUSのマイクロフォーサーズ規格のOM-D E-M1とM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROレンズとM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROレンズとM.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14を持って行きました。
標準レンズだけでは遠くにいる動物を撮影できないので、望遠レンズは必須です。 動物園程度でしたら、望遠レンズの焦点距離は望遠側で300mmあれば十分です。
フルサイズのカメラをお持ちの方は焦点距離300mmのレンズで良いのですが、マイクロフォーサーズ規格では焦点距離150mmのレンズが35mm換算で300mmになり、CanonのAPS-Cは焦点距離186mmで300mmでCanon以外(Nikon、fuji、PENTAXなど)のAPS-Cは焦点距離196mmで300mmになります。
2017/7/17追記:一部作例は、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱで撮影したものになります。
カメラの設定
Aモード(絞り優先)もしくは、Sモード(シャッタースピード優先)にします。
被写体ブレを防ぐため歩いている動物ならシャッタースピード1/250以上,走り回る動物なら1/500以上を目安にします。
Aモードの場合はシャッタースピードを稼ぐため絞り開放で、それでも足りない場合はiso感度の上げます。
連写で撮影し、成功率をアップさせます。
撮影テクニック
写真を意図的に傾けて被写体の動きを出す
これはクロサイが歩いているところを撮った写真です。 大きなクロサイがこちらに向かって歩いてくる様は迫力満点でしたが写真ではその動きは伝わりにくいものです。
上の写真のようにカメラをわざと傾けた状態で撮影すると、写真に躍動感が出てより被写体の動きを表現することができます。
柵を消す
柵が写っているといかにも動物園で撮りましたという感じの写真になってしまいます。 そこであるテクニックを使って消してみましょう。
望遠レンズで絞り開放(F値を小さくする)にして、さらにレンズを柵に近づけます。 そうすることでこのように柵を消すことができます。
E-M1+40-150mm2.8PRO+MC-14 焦点距離140mm(35mm換算280mm)・ISO1000・絞りF4.0・シャッタースピード1/320秒
実際にやってみるとわかるのですかオートフォーカスで動物にピントを合わせようとすると、ピントが柵に合ったりします。その場合はマニュアルフォーカスでピントを合わすと上手くいきます。 そして、動物の瞳にピントを合わせるように心がけましょう。
ガラスの反射を防ぐ
E-M1+40-150mm2.8PRO 焦点距離150mm(35mm換算300mm)・ISO200・絞りF2.8・シャッタースピード1/400秒
ガラス面にレンズを平行にくっつけて反射光を防ぐことで対策します。
PLフィルターで写り込みを軽減することも出来るのですが、使用するとシャッタースピードが遅くなってしまうので自分は使いません。
人工物が写り込まないようにする
E-M1+40-150mm2.8PRO 焦点距離95mm(35mm換算180mm)・ISO200・絞りF4.0・シャッタースピード1/1000秒
柵以外にも動物の背景に人工物が写り込んでいると自然な感じがしないですね。
なので、人工物が入らないようにアングルやポジションを変えて撮影しましょう。
あとは動物の全身を写そうとすると余計なものが映り込んでしまうのでアップで撮るのもオススメです。
動いている動物には高速連写+シャッタースピードを速くして撮影する
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱ+40-150mm2.8PRO+MC-14 焦点距離210mm(35mm換算420mm)・ISO200・絞りF4.0・シャッタースピード1/2500秒
走り回る動物を撮影して多い失敗は、被写体がぶれている状態やピントが合っていない状態だと思います。
そんなときは、連写に設定し、シャッタースピードを速く設定しましょう。
シャッタースピードを速くするには、 絞り値を小さくする・iso感度を上げることで設定することができます。
ちなみに動いている動物を静止させるには一般的には最低1/250のシャッタースピードが必要と言われています。 ただし、のろのろ動いている動物と走り回る動物では、必要なシャッタースピードが変わってくるので、素早い動物を撮るときはシャッタースピード1/500や1/1000に設定しましょう。
さらにAF方式は、C-AF(コンティニュアスAF)に設定しましょう。
C-AFはS-AFと違い、シャッターボタンを半押しにしている間ピントを合わせ続けるため、動いている被写体を撮影することに適しています。
その他のコツ
空いている時間を狙う
平日の開園時間に行きましょう、そうすれば他のお客さんが少なくて色々角度で撮影できます。
エサやりの時間を狙う
あまり動かない動物もこの時は動きます。
動物園のホームページや動物園の掲示板などに詳しい時間が書いているので必ずチェックしましょう。
ただし、他のお客さんも殺到しますので開始時間よりもかなり早めに行ってスタンバイしておきましょう。
じっくり撮影する
相手は生き物なのでなかなかシャッターチャンスが来ないかもしれません、それでも諦めず待ちましょう。 朝行ってダメでも夕方にはチャンスが来るかもしれません。
でも、いい場所をずっと占領するのは良くありません、小さいお子様が来たら譲ってあげるぐらい心に余裕を持ちましょう。
最後に
動物園へ出かけてたくさん写真を撮りましょう、そしてあなただけのベストショットを撮ってください。