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新発売のDxO PureRAW 5の機能・改善点を紹介|DeepPRIME 3・部分補正・UI刷新など

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RAW画像のノイズ除去ソフトの最新バージョン「DxO PureRAW 5」が新発売されました。

この記事はDxO PureRAW 5の新機能や改善点・そして実際に使用した感想など、新規購入や旧バージョンからのアップデートを検討しているユーザーの参考になる内容になっています。

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私はDxO PureRAWの初期バージョンから使用している長期愛用者です。

DxO PureRAW 5とは

DxO PureRAW 5はDxO LabsからリリースされているRAW画像専用の品質向上ソフト「PureRAW」の最新バージョンです。

旧バージョンと比較してノイズ除去とディテール強化機能がシリーズ最高性能に進化し、インターフェースも洗練されより使いやすくなりました。

さらに部分補正機能やX-Trans cmosで撮影したRAW画像に対応した「DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ」など新機能も多数追加されています。

2025年2月27日から予約が開始され、2025年4月15日に発売されました。

Windows・macOSに対応しています。

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DxO PureRAW 5 公式サイト

>> 無料体験版ダウンロードはこちら

DxO PureRAWシリーズの特徴や主な機能・体験版の導入・購入方法・使い方を詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください。

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DxO PureRAW レビュー【2025年更新】セール情報・使い方・無料体験版の導入方法・購入方法等を解説

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DxO PureRAW 5の新機能と改善点を紹介

DxO PureRAW 5の新機能や改善点を実際に試し、作例を交えつつ紹介していきます。

高速で高品質なノイズ除去が可能な「DeepPRIME 3」

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DeepPRIME 3はノイズ除去とディテールの復元を高速かつ優秀に行えるPhotoLab 5の基本となるノイズ除去オプションです。

高感度・超高感度のRAW画像のノイズ除去を行う場合はDeepPRIME XD2s・DeepPRIME XD3 X-Trans Betaの方が優れていますが、低感度のRAW画像のノイズ除去を行う場合はDeepPRIME 3を使った方がほぼ同じ結果でありながら短時間で処理が完了するのでおすすめです。

また、旧バージョンのPureRAWに搭載されているDeepPRIME 2と比較したところPureRAW 5のDeepPRIME 3の方が処理にかかる時間が短いという結果が出ています。

テスト内容


30枚のRAW画像をDeepPRIME(輝度40/ディテール強制1)・歪曲収差(オリジナルのアスペクト比にクロップされて画像)・ヴィネット・色収差・レンズのシャープネス最適化(100)・出力設定/JPEG(90)でエクスポートにかかる時間を測定
  • PureRAW 4のDeepPRIME 2:約1分17秒
  • PureRAW 5のDeepPRIME 3:約1分12秒

使用するPCのスペックやRAWデータのファイルサイズ等などさまざまな要因によって異なる結果になりますのであくまで参考程度に留めてください

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E-M1+OLYMPUS M.7-14mm:7mm ISO6400 F2.8 1/160で撮影したRAW画像

必要な場所にだけ補正を行う「部分調整マスク」

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部分調整マスクはノイズ除去処理とレンズシャープネス最適化を指定した場所だけに適用する新機能です。

基本的な使い方はブラシツールを使って効果を適用する範囲をマスキングし、消しゴムツールを使用してマスキングした範囲が消せます。

ブラシツール

  • サイズ:ブラシの大きさ
  • ぼかし:ブラシの周辺のぼかし量の調整
  • 流量:ブラシの色の量の調整
  • 不透明度:ブラシの透明度の調整
  • 色:ブラシの色を変更
  • マスクを表示:マスクの表示・非表示を切り替え

さらにレイヤーマスクにも対応しており、効果を適用する範囲やノイズ除去処理とレンズシャープネス最適化の強さをマスクごとに個別に指定するといった高度な編集も可能になっています。

レイヤーマスク

  • 新しいマスク:新規マスクを作成
  • マスクを複製:マスクをコピー
  • マスクを反転:マスキングした部分とマスキングしていない部分を入れ替える
  • マスク補正をリセット:マスキングの範囲をリセット
  • マスクを削除:レイヤーマスクを削除
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星景写真の編集時に部分補正マスクを使って効果の範囲や強さをコントロールすれば、ノイズと一緒に星まで消えてしまうのを防ぐこともできますね。

 

より使いやすくリニューアルされたインターフェース

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DxO PureRAW 5ではインターフェースを大幅に刷新しこれまで以上に使いやすいソフトウェアにリニューアルされています。

まずデザインの面での変更点は色の変化でこれまではグリーン系の色を使用していましたが、PureRAW 5ではブルー系の色に変更されています。

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プレビューありウィンドウの右パネル上にイメージ補正設定・部分調整マスク・出力設定の切り替えボタンが追加され、プレビューされている画像の拡大表示の範囲が見れるようになっています。

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プレビューありウィンドウの画面下にあった表示モードボタンは画面上に移動し、機能の追加とアイコンのデザインが変更されました。

表示モードボタンの機能は左からフィルムストリップ表示の切り替え・処理設定表示の切り替え・処理前/処理後画像の交替表示・ズームフィット・ズーム切り替え・ファイルのメタデータ表示です。

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画像の追加と選択を行う「ライトボックス」ではグリットビュー以外にモザイクビューでの表示もできるようになりました。モザイクビューは横写真と縦写真を隙間なく表示するので画面上により多くの写真を表示し確認が可能です。

カスタムプリセットでワンクリック処理が可能に

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カスタムプリセットはよく使用する処理設定を予め保存しておき、ワンクリックで適用する機能です。

使い方はイメージ補正設定と出力設定を行った後、プリセットの現在の設定をプリセットとして保存をクリックし、プリセットの名称を決めるだけです。作成したプリセットはプリセットの項目に追加され、次回から使用可能になります。

プリセット機能は一括処理や一括ファイル名変更と非常に相性が良く、組み合わせて使うことで作業時間の短縮とワークフロー単位での一貫した編集結果を得られます。

プリセットには部分調整マスクの内容は保存されません。 

富士フィルムユーザー待望の「DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版」

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DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版はDxO史上最高のノイズ除去とデモザイキングの処理オプションで、DeepPRIME XD2sで処理する以上に滑らかなノイズ除去と豊富なディテールを持った高品質な画像を生み出します。

なお、この機能はベータ版で現在は富士フィルムのX-Trans センサー搭載機で撮影したRAW画像にのみ使用可能です。

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X-Т3+XF8-16mmF2.8 R LM WR:8mm ISO6400 F8.0 1/30で撮影したRAW画像

現段階では、第5世代のX-Trans センサーはまだサポートされていないのでご注意ください。 

DxO PureRAW 5のその他の改善点

レンズのシャープネス最適化にカスタムが追加

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レンズのシャープネス最適化にカスタム設定が追加され、効果の強さを0~200の数値で調整可能になりました。

またカスタム設定以外のソフト(+75)・標準(+100)・強(+150)・ハード(+200)の4段階の設定も前作同様、選択可能です。

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まずソフト・標準・強・ハードの4段階から強さ選んで、そこからカスタムで最適な数値を見つけ出す方法がおすすめです。

5段階のレーティングが表示可能に

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デジタルカメラやLightroom Classicで割り当てた5段階のレーティングをライトボックスもしくはフィルムストリップに表示できるようになりました。

またライトボックスではレーティングによるフィルタリングも可能です。

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レーティング以外にも採用or不採用・カラーラベル・iso感度・F値でもフィルタリングできるようになりました。

ファイルの詳細なメタデータを表示

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ライトボックス・プレビューありウィンドウ問わず、画像を選択した状態で画面上のiマークのアイコンをクリックすると、画像ファイルの詳細なメタデータが表示されるようになりました。

表示されるメタデータ

ファイルの名称・ファイルの場所/iso感度・絞り値・シャッタースピード・露出補正・焦点距離・撮影モード・測光・フラッシュ・フォーマット・位置情報/カメラの名称・レンズの名称・解像度・ファイルサイズ・色空間・撮影日時/光学モジュール・処理進捗ステータス
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地味なアップデートですがかなり助かります。ちなみに旧バージョンではファイルの名称・撮影日時・ファイルサイズ・iso感度・絞り値・シャッタースピードのみ表示されていました。

DxO PureRAW 5の価格とライセンスについて

PureRAW5の価格

  • PureRAW 5の新規ライセンス価格 16999円
  • PureRAW 5のアップグレード価格 10999円

DxO PureRAW 5は永久ライセンスなので一度購入すればWindows・macOSどちらのPCでも一生涯使用でき、今後予定されているPureRAW 5のアップデートに関しても追加でお金を払う必要がなく全て無料で可能です。

また旧バージョンのPureRAW 3もしくはPureRAW 4を所有しているユーザーは割引されたアップグレード価格で購入できます。

二つのライセンスでWindows・macOSの両方にPureRAW 5をインストールも可能です。

DxO PureRAW 5の20%OFFクーポン

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DxO PureRAW 5は20%OFFクーポンを使用することで新規顧客はお得な価格で購入できます。

プロモーションコード入力欄にPAR_184072608_CNHZ81CW3D72と入力し、認証をクリックします。

コード:PAR_184072608_CNHZ81CW3D72

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20%の割引が適用され、新規価格13599円でPureRAW 5を購入できます。

DxO PureRAW 5を実際に使用して感じたメリット・デメリット

メリット

  • DeepPRIMEの高速化
  • 高性能なDeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版
  • 便利なショートカットキーが追加

デメリット

  • 部分調整マスクの操作性
  • 第5世代のX-Trans センサーには非対応

 

DxO PureRAW 5のメリット

DeepPRIMEの高速化

DeepPRIME 3の処理時間が短くなり、これまで以上に使いやすくなりました。

数枚の写真を同時に処理する場合はあまり高速化を感じないかもしれませんが、数十枚、数百枚と同時処理の枚数が増えれば増えるほど高速処理の恩恵を受けられます。

高性能なDeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版

DeepPRIME XD3 X-Transは現在ベータ版ですが、それでも十分過ぎるぐらいに効果を実感できます。

この記事のDeepPRIME XD3 X-Transの機能紹介でビフォーアフターの写真を掲載しておりそれを見ればその凄さを確認できますが、X-Trans センサー機を所有している方は体験版で構わないので実際に自分の写真で試してその凄さを実感して見てください。

便利なショートカットキーが追加

プレビュー画面での処理前/処理後の表示切り替え・ズームフィット・ズームなど便利なショートカットキーが追加されており、作業をより効率的に行えます。

PureRAW 5のデメリット

部分調整マスクの操作性

部分調整マスクは機能としては非常に優秀ですが、操作面に関してはまだまだ改善の余地があります。

ブラシのサイズ変更など操作はショートカットキーに対応しておらず、一つ前に戻る取り消し・やり直し機能がないのでやや不便です。

第5世代のX-Trans センサーには非対応

DeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版は発売日時点で、第4世代までのX-Transセンサー機までしか対応していません。

そのため第5世代のX-Trans センサーを搭載したX-H5,X-H5S,X-T5,X-T50,X100VI等のユーザーはDeepPRIME XD3 X-Trans ベータ版を使用できず、旧バージョンのDeepPRIME XDでの処理が行われます。

DxO PureRAW 5の疑問を解決

DxO PureRAW 5の無料体験版はある?

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DxO PureRAW 5には購入前に機能や動作を試せる無料体験版があり、公式サイトで入手できます。

DxO PureRAW 5の無料体験版の公式リンク

無料体験版は製品版と同じ全ての機能を14日間無料で支払い情報も入力もなく安心して試すことができます。

無料体験版の導入方法について、こちらのページで詳しく紹介しているので参考にしてみて下さい。

DxO PureRAW 4からのアップグレードは必要?

PureRAW 4のユーザーは部分マスク補正・富士フィルムのX-Trans センサー機所有者・・DeepPRIMEの高速処理高速処理のいずれかが必要な場合はPureRAW 5へのアップグレードをおすすめします。

これらの機能を特に必要としないのであれば、しばらく様子見で今後アップデートの内容を見てからバージョンアップを検討しても良いと思います。

DxO PureRAW 3からのアップグレードは必要?

PureRAW 3のユーザーの場合、PureRAW 5の新機能だけでなくPureRAW 4の新機能も新たに使えるようになるのでアップグレードは断然おすすめです。

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また今回のアップグレード価格の対象はPureRAW 4とPureRAW 3のユーザーとなっており、おそらく次のバージョンリリース時はPureRAW 3ユーザーはアップグレード価格の対象から除外され、新規購入価格になると予想されるので今のうちに購入しておくのがベストです。

DxO PureRAW 5 まとめ

DxO PureRAW 5はこれまでのPureRAWシリーズと比較しても使いやすさ・性能面全てにおいて非常に満足度の高い仕上がりで、現時点てRAW画像のノイズ除去ソフトのナンバーワンと言っても過言ではありません。

まだ使ったことがない方や旧バージョンを使用している方は是非ともPureRAW 5を試しましょう。

この記事は今後予定されているPureRAW 5のアップデートの詳細も随時追記していくのでまたチェックしてくださいね。

  • この記事を書いた人
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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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