異なる編集ソフトで管理している写真を一つのソフトでまとめて管理できたらどれだけ楽だろうか・・・
そんな不可能だと思われた願いを実現できるソフトが間も無く発売されます、その名は「Peakto(ピークト)」
今回はこのPeaktoの特徴や簡単な使い方や購入方法を解説していきます。
Contents
Peaktoとは
PeaktoはフランスのソフトウェアメーカーのCyme社から発売予定のフォトオーガナイザーソフトです。(macOS対応)
RAW現像ソフトの代表格「Lightroom」やAI写真編集ソフトの金字塔「Luminar」やMac純正「写真アプリ」など他社製の異なるソフト内の写真をPeaktoがハブとなり一括で管理する事ができます。
現在公式サイトで先行予約が行われており、割引価格でベータ版を入手する事ができます。
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Cymeからリリースされてるカタログ移動アプリ「Avalanche」の記事はこちら
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カタログ移動アプリ「Avalanche」レビュー|Luminar・Lightroom対応
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Peaktoの特徴
Peaktoは以下のような特徴があります。
Lightroom・Luminarなど他社製の編集ソフトの写真を一括管理
PeaktoはLightroom Classic・Luminar AI・Luminar Neo・Apple 写真アプリ・Capture One・ iView Media・Apertureの異なる写真編集ソフトで管理している写真をまとめて管理する事ができます。
使い方は簡単で自分の所有している写真編集ソフトのカタログデータをPeaktoに読み込むだけです。
Peaktoに一度読み込めば、いちいち別のソフトを起動しなくても全ての写真を見る事ができます。
読み込んだカタログデータは上の写真のように画面左のパネルにソースとして表示され、アクセスする事ができます。
そして、読み込んだカタログデータの日付やキーワード・レーティング・コレクションやEXIF・IPTCなど構造を忠実に再現して表示してくれます。
異なる編集ソフトの写真を簡単に検索可能
Peaktoは読み込んだ写真のメタデータを使用し、異なるカタログやソフト間での写真検索を行う事ができます。
例えば、Lightroomで別々のカタログで管理されている写真のレーティングやカラーによるフィルタリングも可能です。
さらに、LightroomやLuminarなど異なるソフト内の写真でも日付やiso・絞り・シャッタースピードなどのメタデータでフィルタリングして、目当ての写真を見つけ出すことも簡単にできます。
異なる編集ソフトの写真でアルバムを作成
Peaktoは異なるカタログや異なる編集ソフト内の写真をまとめてアルバムを作成する事もできます。
お気に入りの写真をまとめたり、被写体ごとにまとめるなどさまざまな用途に使用できます。
編集ソフトのカタログの内容が変更されても簡単に同期可能
編集ソフトのカタログの内容が更新され、Peaktoで読み込んだカタログデータと異なる内容になった場合でも、素早く簡単に同期する事ができます。
例えば、編集ソフトに新しい写真を読み込んだり、編集をおこなってカタログデータが変更された場合、Peaktoのカタログソースの項目の横に同期マークが表示されます。
その同期マークをクリックすれば、カタログデータは最新の状態に同期されます。
Peaktoの価格と購入方法
PeaktoはCyme 公式サイトで購入可能です。
販売形式は年額・月額によるサブスクリプションプランと一回購入すれば半永久的に使用できる買い切りプランです。
また全てのプランに無料期間が設けられており、期間内であれば全額返金が保証されています。
Peakto公式サイト | 月額プラン | 年額プラン | 買い切りプラン |
価格 | 9.99ユーロ | 99ユーロ | 189ユーロ |
無料期間 | 7日間の無料体験 | 15日間の無料体験 | 30日間の返金保証 |
購入の手順
公式サイトにアクセスし、購入するプランを3つの中から選択します。
今回は買い切りプランを例の紹介しています。
注文画面に移動したら、電子メールの欄にアドレスを入力し、支払い方法をクレジットカード・paypal・TransferWiseから選択し、各種情報を入力します。
最後にお支払いをクリックすれば注文完了です。
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Peaktoのダウンロードからアクティベートの手順
購入後、送られてくるメールのリンクからPeaktoをダウンロードします。
ダウンロードしたPeaktoのアプリを開きます。
サブスクリプション版を購入したユーザーは上の入力欄に購入時のメールアドレス・ライセンスキーを入力し、Activate You Subscription Licenseをクリックしすれば完了です。
なお、買い切り版購入者は下のActivate You One-time Purchases Licenseをクリックします。
上の画面が表示されたら、購入時のメールアドレス・ライセンスキーを入力し、ライセンスをアクティベートするをクリックすれば完了です。
Peaktoの使い方
アクティベートが完了し、Peaktoを起動させるとまず上の画面が表示されます。
Peaktoが対応している写真編集ソフトのカタログファイルを画面にドラッグ&ドロップすると、カタログのデータの読み込みが開始されます。
Peaktoのインターフェース
Peaktoはこのようなインターフェースで構成されています。
画面左のピンクの枠はソースになるカタログやストレージ、そしてPeaktoで作成したアルバムにアクセスする事ができます。
画面左の青の枠は選択中のカタログの写真が日付ごとにアクセスできるようになっています。
また上のアイコンをクリックするとカタログに記録されているコレクションやキーワードを表示しアクセスすることも可能です。
画面上緑の枠には検索ウィンドウがあり、ここに日付やiso・絞り・シャッタースピードなどのメタデータを入力すると、表示する写真のフィルタリングができます。
その下のオレンジ枠は写真の表示の順番を変更したり、カラーラベル・採用/不採用・レーティングで表示する写真をフィルタリングできます。
また写真の表示方法をversion・instanceで切り替える事ができます。
ちなみにversion表示は全ての写真を表示するのに対し、instanceは仮想コピーなど別バージョンは表示せずオリジナルの写真のみを表示します。(instanceの場合、オリジナルの写真に別バージョンの枚数が表示される。)
画面右の黄色の枠には写真のEXIF・IPTC・位置情報などメタデータが詳細に表示されます。
動作環境と互換性のソフトのバージョン
対応OS | macOS11(Big Sur)以上 |
CPU | Intel Mac・M1Mac(ネイティブ対応) |
メモリ | 4GB((8GB以上推奨) |
ストレージ容量 | 2GB以上の空き容量(SSD推奨) |
互換性のあるソフト | カタログのバージョン |
Apple Aperture | バージョン3.6以上 |
Adobe Lightroom Classic | バージョン5以上 |
Skylum Luminar 4 | バージョン 4.2以上 |
Skylum Luminar AI | バージョン 1.0以上 |
capture one | バージョン20以上 |
Apple Photos | バージョン6以上 |
iView Media Pro | バージョン3以上 |
※Luminar Neoのカタログとcapture oneのセッションはPeaktoバージョン1.0で対応予定
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