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OLYMPUSとFUJIFILMのフラグシップ機、E-M1 Mark ⅡとX-T2を比べてみました

こんにちは、E-M-Wです。

以前、「FUJIFILM X-T2」発表時に「OLYMPUS OM-D E-M1」との比較を行いました。

ただX-T2は2016年9月に発売された最新機種に対して、E-M1は2013年10月に発売された機種であるため性能が大きく引き離されていました。

今回はE-M1の後継機である「OM-D E-M1 Mark Ⅱ」と「FUJIFILM X-T2」のスペックを比べてみます。

E-M1 Mark ⅡとX-T2の簡単なスペック比較表

製品名E-M1 Mark ⅡX-T2
画素数(有効画素)2037万画素2430万画素
撮像素子 4/3型APS-C
iso感度ISO200~6400                                     拡張感度 ISO64/12800/25600ISO200~12800                                  拡張感度ISO100/25600/51200
ボディ内手振れ補正5.5段分なし
シャッタースピード メカニカルシャッター 60秒~1/8000  電子シャッター60秒~1/32000秒メカニカルシャッター 30秒~1/8000  電子シャッター30秒~1/32000秒
連写 [連写H]約15コマ/秒、[連写L]約10コマ/秒、[静音連写H]約60コマ/秒、[静音連写L] 約18コマ/秒[電子シャッター]約14コマ/秒、[ブーストモード 高速連写]約11コマ/秒、[高速連写]約8コマ/秒、[低速連写]約5コマ秒
フォーカスエリアクロスタイプ位相差AF:121点 、コントラストAF:121点シングルポイントAF:91点・325点、ゾーンAF:91点
ファインダー 236万ドット、(視野率約100%)・倍率0.74倍、最高フレームレート120fps 236万ドット、(視野率約100%)・倍率 0.77倍、最高フレームレート100fps
液晶モニター3.0型 104万ドット 静電容量方式タッチパネル バリアングル液晶3.0型 104万ドット 三方向チルト式液晶
動画C4K 4096×2160 /24p,  4K 3840×2160 /30P/25P/24P, FULL HD /60P/50P/30P/25P/24P, HD/60P/50P/30P/25P/24P4K 3840×2160 29.97p/25p/24p/23.98p, Full HD 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p,  HD 1280×720 59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98p
寸法 134.1(幅)×90.9(高さ)×68.9(奥行き) 132.5(幅)×91.8mm(高さ)×49.2(奥行き)
重量 約574g(メモリーカード、充電池含む) 507g(メモリーカード、充電池含む)

E-M1 Mark ⅡとX-T2を更に詳しく比較

E M1mark2 x t2 - OLYMPUSとFUJIFILMのフラグシップ機、E-M1 Mark ⅡとX-T2を比べてみました

手振れ補正

E-M1 Mark Ⅱはボディ内手振れ補正を搭載に対して、X-T2はボディ内手振れ補正を搭載していません。

富士フィルムのレンズには、手振れ補正が搭載されているレンズ(主にズームレンズ)もありますが、それ以外のレンズには手振れ補正搭載されていません。 なので、暗い場所などシャッタースピードが遅くなるシーンでの撮影では不利になります。

富士フィルムの手振れ補正付きのレンズの中には手振れ補正が強力で5段分も補正するレンズもあります。しかし、E-M1 Mark Ⅱはボディ内手振れ補正でなんと5.5段分も補正します。 更にOLYMPUSのレンズにもレンズ内手振れ補正を搭載したレンズがあり、このレンズとE-M1 Mark Ⅱを組み合わせるとなんと6.5段分の補正が可能になります。

E-M1 Mark Ⅱの手振れ補正の強力さはX-T2だけでなく他のカメラメーカーと比べても圧倒的です。

連写性能

両機種共に連写性能はデジタル一眼(ミラーレス一眼、デジタル一眼レフ)でトップクラスです。ただし、連写に対するアプローチが両機種で異なります。

X-T2の連写性能

このカメラの連写最高速は14コマ/秒ですが、これは電子シャッターでの連写なので、被写体を歪んでしまうため動体撮影では使えません。そのため動体撮影では、基本メカシャッターを使用します。

ちなみにメカシャッターでの高速連写は8コマ/秒と少し物足りない感じがしますがご安心を。

X-T2の特徴としてバッテリーグリップを装着しブーストモードをオンにすると様々な性能がアップします。

その中には連写性能アップも含まれており、ブーストモード時はメカシャッターでの連写が11コマ/秒にスペックアップします。

E-M1 Mark Ⅱの連写性能

E-M1 Mark Ⅱはメカシャッターによる連写と電子シャッターによる連写(静音連写)の2種類と連写Hと連写Lの異なる速度の連写があります。

連写Hは連写一枚目にピントを合わせるため動体撮影ではあまり使用しません。
なので、E-M1 Mark Ⅱで動体撮影時は主に静音連写Lと連写Lの2種類を使用します。

ただ一般的には電子シャッターで動体撮影を行うと、被写体が大きく歪んでしまいます。
しかし、E-M1 Mark Ⅱはその弱点を見事克服し電子シャッターで動体撮影を行っても、被写体の歪みはほとんどなく実用レベルで使用できます
なので、動体追従連写で驚異の18コマ/秒を実現しています。

背面液晶

背面液晶の仕様が両機種大きく違います。

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X-T2は3方向チルト式液晶という方式を採用しています。

一般的なチルト液晶といえば横方向のみのため縦の構図では使えませんでしたが、この三方向チルト式液晶では、縦位置でもチルトするため縦の構図でも使用することができます。

更にバリアングル液晶とは違い横位置でも縦位置でもレンズ光軸上にモニターが位置するのもメリットです。

ただし、タッチパネルに対応していない点は非常に残念です。

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E-M1 Mark Ⅱはバリアングル式液晶になっています。

そして、X-T2とは違い、静電容量方式タッチパネルに対応しており、様々な便利な機能を使うことができます。 特に便利だと思ったのが「AFターゲットパッド」という機能で、ファインダーを覗きながらAFターゲットをタッチ操作で自由に動かすことができる代物です。

バッテリーライフ

X-T2は本体のバッテリーでの標準撮影枚数は約340枚(CAPA規格)で、一方のE-M1 Mark Ⅱは本体バッテリーでは約440枚(CAPA規格)の撮影が可能です。

ただし、X-T2のバッテリーグリップには2個のバッテリーを装填することができるので、本体装填バッテリー1個+バッテリーグリップ装填2個の計3個で撮影枚数は約1020枚となり、E-M1 Mark Ⅱの本体装填バッテリー1個+バッテリーグリップ装填1個の計2個で撮影枚数は約880枚となります。

値段

X-T2のボディ単品はAmazonで161980円(2016年11月現在)に対して、E-M1 Mark Ⅱはボディ単品がAmazonで211890円(2016年11月現在)となっています。 なので、その差は約50000円です。

ただOLYMPUSのカメラ・レンズはオリンパスオンラインショップというメーカー直販で購入すると安く買うことができます。

詳しくは、この記事を参考にしてみてください。

 

 

まとめ

どちらのカメラもフラッグシップ機と銘打っているだけあり、高性能ですね。 そしてこの記事では紹介していませんが、両機種ともに防塵・防滴・耐低温設計で信頼性も抜群です。

E-M1 Mark ⅡとX-T2、どちらを買っても満足すること間違いなしです。

  • この記事を書いた人
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E-M-W

関西を拠点に活動するブロガー・写真家。2013年から本格的にカメラ撮影を開始し、2016年にE-M-Wonderfulを立ち上げる。撮影だけでなく写真・動画編集が大好きでたくさんのアプリを所有し最新の情報を発信しています。

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