こんにちは、E-M-Wです。
今回はコスモスをデジイチで(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼カメラ)で撮る方法を紹介します。
Contents
持っていく機材
広角、標準、望遠のすべてのレンズを持って行きました。
コスモスは小さい花なので、クローズアップ撮影(マクロ撮影)を行う場合はマクロレンズもしくは、最大撮影倍率の高いレンズ持って行くことをお勧めします。 もちろんその場合は三脚も持って行きましょう。
単焦点レンズも背景をぼかして撮影できるので是非持って行きましょう。
まずは一輪のコスモスを撮る
コスモス以外の撮影時でも行うことなのですが、まずじっくりと花を見て、綺麗な一輪の花を見つけて撮影します。 上の写真のような花びらの色が単色より、2色のものが綺麗でオススメです。
一輪の花を撮るポイントとしては、
- 単焦点レンズや、望遠レンズで背景をぼかす
- 露出をプラス補正で撮影する
- 背景をシンプルにする
などです。
複数のコスモスを撮る
一輪のコスモスの次は、二輪のコスモスを撮ってみましょう。
この写真は二輪のコスモスの長短差を強調するために縦位置で撮影しました。そして、対角線構図で二輪をバランス良く配置しています。
また、主役である背の高いコスモスにピントを合わせて目立つように、脇役の背の低いコスモスは少しボカして目立たないようにしました。
次を三輪のコスモスを撮ってみました。
このように複数のコスモスを撮る時は基本的には一番手前のコスモスにピントを合わせましょう。
また画面上のどこにコスモスを配置すればいいか迷った時は、三分割構図を使って主役のコスモスを三分割構図の分割線上、もしくは縦横の交点に配置しましょう。
前ボケと後ボケを利用して奥行きを出す
花畑などで全体を写すと平面的で散漫な写真になってしまいます。
そんな時はこの写真のように画面下3分の1と画面上3分の1をぼかします。 そうすることで、中央のピントのあった位置に視線が誘導され、写真に奥行きが出ます。
広角レンズで秋の青空とコスモスを撮る
天気の良ければ、秋の爽やかで澄み切った空とコスモスを一緒に撮りましょう。 広角レンズを使うことで広大な景色を撮ることができます。
ただし、広角レンズを使うときの注意点として、写真が散漫にならないように画面をしっかり整理しましょう。
上の写真は空を3分の2、地面を3分の1で整理し、一番目立つ左下のコスモスを三分割の交点付近に配置しています。
縦の構図を使用すれば空の高さを表現することができます。 その場合でも、画面の整理はしっかり行いましょう。
この写真は空と地面を等分し、主役のコスモスは三分割の交点に配置しています。
ちなみにこの2枚の写真は、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROレンズを使用し、焦点距離7mm(35mm換算14mm)で撮影しました。
コスモスをハイキーに撮る
「ハイキー」とは写真の表現法で、明るくて透明感があり柔らかな印象の写真のことを言います。
この「ハイキー」写真を撮るポイントとしては、
- 露出を+1.0~2.0EVぐらいに設定します、やりすぎると全体が白とびしてしまうので、注意しましょう。
- コントラストの低い(明暗差の少ない)被写体に使用する。
と良いでしょう。
コスモスをマクロで撮る
マクロレンズや最大撮影倍率の高いレンズを持っていれば、写真のようなマクロ撮影を行うことができます。
ちなみのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROレンズを使用しました、このレンズは最大撮影倍率0.3倍(35mm換算0.6倍相当)となっています。
マクロ撮影を行う時のポイントとして
- 三脚を使用して、手ぶれを防ぐ。
- MF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせる。
- ピント位置はシベに合わせる。
- ボケすぎる場合はF値を絞る。
と良いでしょう。
逆光で撮影する
順光で撮影すると、花がくっきりと写り、青空は深い色に写りますが、平面的な写真になりがちです。
コスモスの撮影に慣れてきたら、逆光での撮影にも挑戦して見ましょう。
逆光で撮影すると、コスモスの花びらは薄いので光が透過して輝き、立体感が出て印象的な写真に仕上がります。
その他の注意点
風に注意する
コスモスは背が高く茎が細く、風で簡単に揺れてしまいます。 そんな時は風が収まり、コスモスも揺れが止まるまでじっくり待ちましょう。
また風が吹く中で撮影する場合は、被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードを1/500秒以上に設定しましょう。 ただし、露出が暗くなる場合はiso感度を上げて対応しましょう。
他の花の撮影方法
他の花についても撮り方をまとめてみました、興味のある方はご覧ください。