こんにちは、E-M-Wです。
2020年7月17日、Luminar 4の新しいバージョン4.3がリリースされました。
Contents
Luminar 4.3の内容
今回のLuminar 4バージョン4.3では、
- 写真検索機能の追加
- 500pxとの共有機能
- 安定性とパフォーマンスの向上
- Luminar Looksのプレビュー速度の向上
- クロップツールの改善
- AI 空の拡張機能の改善
- 追加したAI スカイリプレースメントとAI 空の拡張を保存するためのカスタムフォルダ
- 新しいカメラのサポート
- 新しいマスキングブラシワークフロー
- 言語の翻訳改善
などの新機能・改善点が含まれます。
写真検索機能の追加
上はLuminar 4のライブラリ画面です。
ライブラリの画面上中央に検索という項目が新たに追加されています。
この項目をクリックし、名前・フォルダ・日付・または拡張子などを入力することで、対応する写真を検索することができます。
例えば、12月と入力するとこのように年ごとの12月に撮影した写真をリストアップしてくれます。
500pxとの共有機能
新たに写真投稿SNSの500pxへの共有機能が追加されました。
Luminar 4で編集した写真を簡単に投稿することができます。
500pxは日本ではあまり馴染みのない写真投稿SNSですが、これを機に使ってみてはいかがでしょうか?
Luminar Looksのプレビュー速度の向上
Luminarには写真をワンクリックで変化させることのできるLooks機能(プリセット)が搭載されています。
Luminar 4.3以前は画面下に表示されるLooksの中から好きなものを選択、クリックすると写真が変化しましたが、Luminar 4.3からはカーソルを画面下のLooks上に置くだけでLooksを適用した際のプレビューが表示されるように変更されました。
Luminar 4.3以前はLooksを使用する場合、looksをクリック→looksが適用され画像が変化する→気に入らなかったら次のlooksをクリック→looksが適用され画像が変化する→気に入らなかったら次のlooksをクリック→ looksが適用され画像が変化する・・・
このような操作を行う必要があり、またLooksが適用されるまで画像処理に時間がかかっていました。
しかし、Luminar 4.3ではカーソルを移動させるだけで次々にlooksが適用され画面が一瞬で変化するので編集作業の効率性が向上します。
クロップツールの改善
「切り抜きと回転」ツールはこれまでキャンバスの項目の一番上にありましたが、4.3ではレンズと角度補正の下に移動されました。
またツール起動時の動作も改善され、以前のバージョンでは切り抜きと回転を使用すると編集モードに切り替わりましたが、Luminar 4.3では画面が切り替わらずシームレスに編集を行えるようになっています。
AI 空の拡張機能の改善
キリンを空に配置できることで有名(?)な「AI 空の拡張機能」ですが、バージョン4.3で更に新しい編集項目と新しいオブジェクトが追加されています。
新しいオブジェクトはなんとスペースシャトルです(笑)
さすがはSkylumさん、キリン同様なかなか面白いチョイスですね。
このスペースシャトルを自分の作品に上手く落とし込むことができるか腕の見せ所ですね。
そして、新たに追加された編集項目が「オブジェクトを反転」です。
この項目にチェックを入れるとオブジェクトが左右反転します。
例えば、通常キリンのオブジェクトの顔は右を向いていますが、この機能を使えば、二匹のキリンを見つめ合わせることも可能です。
追加したAI スカイリプレースメントとAI 空の拡張を保存するためのカスタムフォルダ
AI スカイリプレースメントやAI 空の拡張は予めプリセットされている画像以外にLuminar Marketplaceで新しい画像を購入したり、自身で作成した画像を使用したりすることができます。
しかし、これまでは購入したり自分で作成した画像を使用するには、AI スカイリプレースメントの場合、カスタム空画像をロードを選択し、PC内に保存されている画像を見つけ出して使用するためだいぶ手間がかかっていました。
今回のLuminar 4.3では新たに「Show Custom Skies」という項目が追加されています。
「Show Custom Skies」の項目をクリックするとcustomフォルダが表示されます。
自分のPC内に保存されている空の画像フォルダをドラッグ&ドロップでコピーします。
すると、空のセレクションに先ほど追加した空の画像が表示され、購入した空の画像もプリセットされている空の画像同様ワンクリックで使用することができるようになります。
ちなみに今回はAI スカイリプレースメントを使って解説しましたが、この機能はAI空の拡張機能でも使用でき、こちらもこれまでよりも簡単にオブジェクトを使用できるようになりました。
新しいカメラのサポート
Luminar 4.3では新たに
- Canon EOS-1D X Mark III(非圧縮のみ)
- FUJIFILM X100V
- FUJIFILM X-T200
- FUJIFILM X-T4
- Leica SL2
- Nikon Coolpix P950
- Nikon D780
- Nikon Z50
- Olympus OM-D E-M1 Mark III
- Olympus E-PL10
- Panasonic DC-S1H
- Sony A9 Mark II
がサポートされました。
新しいマスキングブラシワークフロー
これまでのバージョンでは、マスキング作業でブラシを使用する際、マスクを非表示で作業すると、マスキングしているエリアが見えませんでした。
しかし、Luminar 4.3ではブラシで塗っている(ドラッグ中)間はマスキングエリアが表示され、ブラシで塗るのをやめる(ドラッグ解除)とマスキングエリアが表示されないように改善されています。
言語の翻訳改善
編集用ツールの機能や項目の名称の翻訳が改善されました。
例えばAIポートレート・エンハンサーの場合
- ダークサークルの除去→クマの除去
- 眉毛の改善→まゆげの改善
- 唇の彩度→リップの彩度
- 唇の発色→リップの赤み
- 唇が暗くなる→リップを暗く
このように翻訳が改善されています。
Luminar 4.3へのアップデート方法
Luminar 4.3へのアップデートは画面上のツールバーの「Luminar 4→アップデートをチェック→アップデートをインストール」です。