こんにちは、E-M-Wです。
2018年11月7日にiPad Pro11インチが発売されました。
ちなみに自分は2017年6月に発売されたiPad Pro10.5インチを愛用しています。
今回は新旧iPad Proを比較してiPad Pro10.5インチユーザーはiPad Pro11インチに買い換えるべきか否かを考えてみましょう。
Contents
10.5と11インチのスペック比較表
iPad Pro 10.5 (2017) | iPad Pro 11(2018) | |
カラーバリエーション | スペースグレー、ローズゴールド、ゴールド、シルバー | シルバー、スペースグレー |
容量 | 64GB,256GB,512GB | 64GB,256GB,512GB,1TB |
サイズ | 縦250.6mm×横174.1mm×幅6.1mm | 縦247.6mm×横178.5mm×幅5.9mm |
重量 | 469g(Wi-Fiモデル),477g(Cellularモデル) | 468g(Wi-Fiモデル),468(Cellularモデル) |
ディスプレイ | 2,224 x 1,668ピクセル解像度、264ppi Retinaディスプレイ | 2,388 x 1,668ピクセル解像度、264ppi Liquid Retinaディスプレイ |
カメラ | 12メガピクセル、F1.8、最大五倍のデジタルズーム、光学式手ぶれ補正、6枚構成のレンズ | 12メガピクセル、F1.8、最大五倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影(30fps)、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、720p HDビデオ撮影(30fps)、ビデオの光学式手ぶれ補正 | 4Kビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、720p HDビデオ撮影(30fps) |
インカメラ | 7メガピクセルの写真、FaceTime HDカメラ、1080p HDビデオ撮影、Retina Flash、F2.2 | TrueDepthカメラ 、7メガピクセルの写真 、ポートレートモード、ポートレートライティング、アニ文字とミー文字、1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)、 Retina Flash、F2.2 |
Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth5.0 |
認証方式 | Touch ID | Face ID |
充電と拡張性 | Lightningコネクター | USB-C |
価格(Wi-Fiモデル) | 64GB 69800円(税別),256GB 86800円(税別),512GB 108800円(税別) | 64GB 89800円(税別),256GB 106800円(税別),512GB 128800円(税別),1TB 172800円(税別) |
価格(Cellularモデル) | 64GB 84800円(税別),256GB 101800円(税別),512GB 123800円(税別) | 64GB 106800円(税別),256GB 123800円(税別),512GB 145800円(税別),1TB 189800円(税別) |
主な変更点
ベゼルレスデザイン
iPad Pro11インチは、これまでのiPadとは異なり、iPhoneXシリーズのようなオールスクリーンに進化しました。
その結果、本体の大きさはほとんど同じでありながら、11インチは縦が164ピクセル広くなっています。
FaceID搭載
こちらもiPhonexシリーズ同様にこれまでの指紋認証を捨て、Face IDに変更されています。
しかも、このiPad Pro11インチのFace IDはiPhone Xシリーズに搭載されているものより格段に進化しています。
なんと、画面が縦の状態だけでなく横の状態でも顔認証を行ってくれるのです。
これは、iPhoneは基本的に縦で使用するのとは違い、iPadは縦だけでなく横でも頻繁に使用することを想定してのものだと思われます。
USB-Cポート搭載
2012年のiPhone5からAppleのiPadやiPhoneなど様々なデバイスに採用されていたのがApple独自規格のLightningポートですが、iPad Pro11インチでついにUSB-Cポートに変更されました。
これによりiPad Proと様々な周辺機器を簡単に接続できるようになったのです。
例えば、4Kモニターと接続して画面に出力したり、デジタル一眼カメラと接続して、撮影した写真を簡単に転送したり、iPhoneと接続して、iPhoneを充電したりと様々な用途で使用することができます。
新開発のA12X Bionicチップ
iPad Pro11インチには新たにA12X Bionicと呼ばれるチップが搭載されています。
iPad Pro10.5インチに搭載されているA10X Fusionと比較するとシングルコアが30%性能UPでマルチコアだとなんと90%UPだそうです。
さらにグラフィックスの性能はiPad Pro10.5インチに搭載されているA10X Fusionよりも2倍の性能になっているということです。
iPad Pro10.5インチの名誉のためにも言っておきますが、A10X Fusionもグラフィック性能はミドルクラスのノートPCに匹敵するものでした。
つまり、iPad Pro11インチのA12X Bionicの性能が異常すぎるということです。
Adobeが 2019年にiPad向けにPhotoshopのフル機能版をリリースするそうですが、iPad Pro11インチであれば、PCと遜色なく使用できそうですね。
新型Apple Pencilと新型スマートキーボード
iPad Proを象徴する周辺機器といえば、Apple Pencilとスマートキーボードの二つが挙げられます。
iPad Pro11インチの登場とともにこれらの周辺機器もリニューアルされました。
それが、Apple Pencil(第2世代)とSmart Keyboard Folioです。
Apple Pencil(第2世代)の最大の特徴はiPad Proに磁力でくっついて、ペアリングと充電を行えることです。
これまでのApple Pencilはペアリングと充電を行うには、iPad ProのLightningポートに差し込む必要があり、見た目がかなり不格好だったのでこの変更はとても好感が持てます。
またApple Pencil(第2世代)はペンシルをダブルタップすることでペンツールからブラシツール、消しゴムツールなど切り替えることもできるので、これまで以上に作業の効率を上げることができます。
もう一つのSmart Keyboard Folioも以前のSmart Keyboardとは大きく仕様が変更されています。
これまでのSmart Keyboardはカバーの状態では画面のみを保護していましたが、Smart Keyboard Folioは画面だけでなく背面も保護されます。
またSmart Keyboardはキーボード使用時画面の角度を調整することができませんでしたが、Keyboard Folioを二段階に調整することが可能になっています。
10.5から11インチに買い換えない理由
iPad Pro11インチはiPad Pro10.5から様々な性能アップや変更点があり、とても魅力的ですが自分は今回は購入を見送ることにしました。
それはこのような理由からなります。
Apple Pencilとスマートキーボードを買い直さないといけない
自分は、iPad Pro10.5インチと同時にApple Pencilとsmartkeyboardを同時に購入しました。
ちなみに Apple Pencilは10800円(税別)、スマートキーボードは17800円(税別)と高価です。
しかし、iPad Pro11インチではどちらの周辺機器も使用することができません。
せっかく揃えて購入したのに一年半ほどでまた買い揃えるのは流石に勿体無いと思います。
現在の性能でも問題ない
自分がiPad Proで行う用途は、出先でのブログ執筆や電子書籍やPDFの閲覧、GooglePhotoでの写真閲覧などが主です。
そのため、現在のiPad Pro10.5インチでも性能的には問題ありません。
A12X Bionicの圧倒的な性能には憧れますが、自身の現在のiPad Proの使用する用途ではあまり恩恵を受けそうになりません。
ただ、今後リリースされるPhotoshopのフル機能版などを使ってみるとiPad Pro10.5の性能では役不足になるかもしれませんね。
有機ELディスプレイ待ち
iPad Pro11インチはiPhoneXシリーズのようにオールスクリーンに進化しましたが、それでもまだ足りないものがあります。
それは 有機ELディスプレイではない点です。
iPhoneXシリーズはSuper Retina ディスプレイと呼ばれる、有機ELディスプレイを採用しています。
それに対して、iPad Pro11インチはLiquid Retinaディスプレイと呼ばれる液晶ディスプレイ採用しており、これはiPhone XRに採用しているディスプレイです。
Liquid Retinaディスプレイは他の液晶ディスプレイと比べると美しいですが、Super Retina ディスプレイと比べるとやはり劣っています。
iPad ProもいずれはSuper Retina ディスプレイを搭載してくると思うので、その時が買い替えのチャンスかなと個人的には考えています。
メモリは4gのまま
iPad Pro10.5インチのメモリー(RAM)容量は4GBです。
iPad Pro11インチは1TBは6GBと増量しているのに対し、64GB,256GB,512GBは4GBのままです。
1TBモデルはWi-Fiモデルでも172800円(税別)と非常に高価で、自分は恐らくこのモデルを購入することはないので、メモリー(RAM)容量は、iPad Pro10.5インチから変わらないということになります。
次のiPadでは、全てのモデルでメモリー(RAM)容量が6GBになることを願っています。
最後に
このように買わない理由を長々と書きましたが、一番の買わない理由はお金がないことです。
つまり、お金がある方にとっては十分買い換える価値はあります。
iPad Pro11インチを使用している方をまじまじと見つめてしまうと思いますが、気にしないでくださいね。ただ羨ましくて見ているだけなので・・・