こんにちは、E-M-Wです。
2019年5月にAdobe Lightroomのアップデートが行われました。
今回のアップデートでは様々な新機能が追加されています。
2019年5月のLightroomアップデート内容
- 新たなチュートリアルと作例写真の提供(Lightroom CC(Mac/Windows版は今後対応予定))
- 新しいコラボレーション手法(Lightroom CC)
- テクスチャー補正(Lightroom CC,Lightroom Classic CC )
- フリンジ除去(Mac/Windows版のLightroom CC)
- バッチ編集(Android版Lightroom)
- フラットフィールド補正(Lightroom Classic CC )
テクスチャーの補正の使い方を解説
今回のアップデートは、ご覧のように多くの新機能が追加されています。
その中でも注目したいのはテクスチャーの補正です。
アドビ公式サイトのブログによると
新しい編集コントロール「テクスチャー」を使うと、肌の肌理(キメ)、樹皮、頭髪のような中精細度のディテールを際立たせたり、平滑化することができます。中精細度のディテールのみを抜き出して処理することで、ノイズの発生やボケへの影響なしに、毛穴のような高精細度のディテールを保ちながら(不自然に見えないように)肌目をスムーズにしたり、樹皮や頭髪のディテールを強調したりできます。
と書かれています。
これまでも似たような効果のある明瞭度という補正項目があり、この補正を使うとエッジ部分を残した状態で、マイナスに補正するとぼかすことができ、プラスに補正するとシャープネスを与えることができました。
では、明瞭度の補正とテクスチャーの補正の違いはなんでしょうか?
答えは、明瞭度の補正は写真全体に効果を及ぼしますが、テクスチャーの補正は中間調に効果を及ぼすということです。
実際に同じ写真を使ってテクスチャーの補正と明瞭度の補正の効果の違いを比較してみましょう。
上の写真のスライダーを右に動かすと明瞭の補正+40の写真に変化します。
上の写真のスライダーを右に動かすとテクスチャの補正+40の写真に変化します。
どちらの写真もサイの皮膚の質感が補正前よりもゴツゴツした感じになりましたが、明瞭度の補正を用いた写真よりもテクスチャーの補正を用いた写真の方が自然な仕上がりになっています。
このテクスチャーの補正は人物の肌の補正にも効果的です。
例えば、女性であればマイナスに補正することで肌を滑らかにしたり、男性場合はプラスに補正して肌を少しゴツゴツした感じにするなどの用途で使用できます。
このテクスチャーの補正は明瞭度と違い、写真の中間調にしか影響が出ないので、そのままスライダーを動かして使用しても良い効果を得ることができますが、上の写真のように肌の部分をマスクして使用するとさらに良い効果を得られます。
最後に
皆さんも是非Lightroomの新機能を使って写真編集を簡単により美しく仕上げてください。
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