こんにちは、E-M-Wです。
現在、OLYMPUS USAのホームページでE-M1 Mark Ⅱのマニュアルがダウンロード可能になっています。但しマニュアルと言っても全文英語で書かれているので、英語が得意な人以外は内容を理解するのに苦労すると思います。
自分も英語は苦手なのですが、E-M1 Mark Ⅱの変更点や新機能を早く知りたかったので、翻訳アプリなどを駆使して読んでみました。
その中で、気になった新しい設定項目を少し紹介したいと思います。
マルチファンクション表示設定
マニュアルを読んでみると、「マルチファンクション表示設定」と言う機能があります。
この機能はマルチファンクション使用時にメニューに表示される項目で普段あまり使わない項目を表示から消すなどカスタマイズすることができるようです。
このマルチファンクションの項目を見て、E-M1ユーザーは何か気づきませんか?
正解は、「マルチファンクション機能の項目がE-M1より増えている」でした。
E-M1は、「ハイライト&シャドウコントロール・カラークリエーター・拡大・アスペクト比設定・OVFシミュレーション(Ver4.0から使用可)」の5種類でしたが、E-M1 Mark Ⅱでは
- ハイライト&シャドウコントロール
- カラークリエーター
- ISO/WB
- WB/ISO
- 拡大
- アスペクト比設定
- OVFシミュレーション
- ピーキング
の計8種類になっています。(赤で書かれたものが新機能)
E-M1からある5種類の機能についてはみなさんご存知だと思うので今回は新しい3種類の機能だけ説明したいと思います。
ISO/WB・WB/ISO
ISO/WBを選択し、フロントダイヤルを回すとiso感度を変更でき、リヤダイヤルを回すとホワイトバランスを変更することができます。
WB/ISOを選択すると、ISO/WBとは逆にフロントダイヤルを回すとホワイトバランスを変更でき、リヤダイヤルを回すとiso感度を変更することができます。
この機能を使えば、スーパーコンパネを使わずに素早くiso感度とホワイトバランスを変更することができますね。
ピーキング
ファンクションボタンを押すことでピーキング機能のON、OFFを変更することができるようです。
ボタン機能
オリンパスのカメラではお馴染みで、各ボタンに機能を自分好みに割り当てることができます。
このボタン機能で割り当てられる項目もE-M1 Mark Ⅱになって色々と追加されています。
E-M1 Mark Ⅱのボタン機能の項目
下の表は、機能名と簡単な説明で、赤い文字はE-M1 Mark Ⅱで追加された機能になります。
(注意)この表は英語のマニュアルを参考しているので、機能名が日本の仕様とは異なる場合があります。
AF停止 | AF動作を停止します |
AEL/AFL | AEロックやAFロックを行います |
録画 | 動画を撮影します |
プレビュー | 設定された絞り値まで絞り込みます |
ワンタッチホワイトバランス | ホワイトバランスの値を測定します |
AFエリアセレクト | AFターゲットを表示し、変更します |
HOME | 登録しているAFのホームポジションに戻ります |
MF切り替え | MFに切り替わります |
RAW | 画質モードをRAW+JPEGとJPEGを切り替えます |
試し撮り撮影 | メモリーに記録せずに撮影した画像を表示します |
水中ワイド/水中マクロ | 防水プロテクター装着時にボタンで水中ワイドと水中マクロを切り替えます |
露出補正 | 露出補正を調整します |
デジタルテレコン | デジタルテレコンのONとOFFを切り換えができます |
デジタルシフト | デジタルシフト撮影を行います |
拡大 | 拡大枠が表示されます |
HDR | HDR撮影に切り換わります |
BKT | ブラケット撮影に切り換わります |
ISO/WB | ボタンを押すと、フロントダイヤルでISO感度を変更、リヤダイヤルでホワイトバランスを変更できます |
WB/ISO | ボタンを押すと、フロントダイヤルでホワイトバランスを変更、リヤダイヤルでISO感度を変更できます |
マルチファンクション | 選択されているマルチファンクションを呼び出します |
ピーキング | ピーキングの ONとOFFを切り換えができます |
水準器 | 水準器を表示します |
finder View Selection | ライブピューのONとOFFを切り換えができます |
OVFシミュレーション | OVFシミュレーションをONにします |
AF リミッター | AFリミッターのONとOFFを切り換えができます(AFリミッターとは、AFの範囲を距離で設定し、制限する機能のことです) |
プリセット MF | セットしたプリセットMFに変更します。(プリセットMFとは設定した距離に一発でピントを合わせることができる機能です) |
Lens Info Setting | 設定されているレンズの情報が表示されます(レンズインフォセッティングとはレンズ情報のないレンズに、レンズ名・焦点距離・絞り値を保存する機能のことです) |
IS Mode | 手振れ補正のON・OFFの切り替えができます |
フラッシュモード | フラッシュモードを選択します |
連写・タイマー設定 | 連写またはセルフタイマーを選択します |
タッチパネルロック | タッチパネルを無効、有効の切り換えができます |
電動ズーム | 電動ズーム機のあるレンズを使用中、ボタンを押すと、十字ボタンでズームを行います。 |
まとめ
E-M1以上にカスタマイズできる項目が豊富で、どんな設定にすればいいか迷いますね。
E-M1 Mark Ⅱの発売まで時間はまだあるので、自分にあった設定をじっくり考えておきましょう。