こんにちは、E-M-Wです。
2019年2月22日にオリンパスからプロフェッショナルモデルのミラーレス一眼カメラのOM-D E-M1Xが発売されました。
このカメラはオリンパスが技術の粋を結晶して作られた素晴らしいカメラです。
自分はOLYMPUS OM-D Special Forum 2019というイベントでこのカメラを実際に触り、その完成度に衝撃を受けました。
しかし、今回はE-M1Xを購入することを見送り、現在の愛機であるE-M1 Mark Ⅱを使い続けることを決心しました。
Contents
E-M1XをE-M1Xを購入しない理由
E-M1 Mark Ⅱと比べて、大きい
写真はE-M1XとE-M1 Mark Ⅱの大きさの比較画像です
E-M1Xのボディは縦グリップ内蔵型でE-M1 Mark Ⅱと比べて横幅は約10mm広く、高さに関しては約56mmも高くなりました。
この大きさは、縦グリップのHLD-9を装着したE-M1 Mark Ⅱよりも大きいです。
ミラーレス一眼カメラといえば、デジタル一眼レフよりもコンパクトなボディというイメジですが、このE-M1Xは多くのデジタル一眼レフよりも大きなボディを有しています。
その大きなボディのために、E-M1 Mark Ⅱの運用に使用していたカメラバッグでは収納することが困難になります。
レンズを外してカメラボディのみにすれば、もちろん収納できるのですが、そうすると撮影地でレンズを取り付けて、撮影終了後レンズを外してバッグにしまうといった少し面倒な作業を行わなければなりません。
それ以外にもE-M1Xのような大きなカメラをカフェやレストランなどで撮影するときに使用すると、おそらく周りの人たちからギョッとした目で見られるそうです。
そのため、E-M1XではE-M1 Mark Ⅱよりもカメラを持ち出す機会が減ってしまいそうです。
E-M1 Mark Ⅱと比べて、高価
E-M1 Mark Ⅱはボディ単体で、オリンパスオンラインショップでは235440円で、アマゾンでは約180000円(2019年2月現在)です。
それに対して、E-M1Xはオリンパスオンライショップでは365040円でアマゾンでは約330000円(2019年2月現在)とかなり高価です。
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この価格はマイクロフォーサーズカメラでは最高額です。
もちろん、価格相応の高機能なカメラであることは、実際に触って十分承知していますが、E-M1Xは自分には少し手が届かない価格です。
E-M1 Mark Ⅱと比べて、重い
E-M1Xはカメラボディ単体で849g、バッテリー込みで997gと1Kgに迫る重さです。
そのボディにお気に入りのレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを装着すると、1.5kgを超えます。
OLYMPUS OM-D Special Forum 2019で触った時はそこまで重くないと感じたが、実際にカメラを持って長時間撮影するとその重さを改めて実感することになりそうです。
たかが、1.5kg程度で重いというのは甘えかもしれませんが、華奢な自分にはこの重さのカメラを一日中使用するのは無理かもしれません。
また、E-M1 Mark Ⅱの時に使用していた軽量な三脚では、E-M1Xの重たいボディを支えるのに少し心もとないため、しっかりした三脚を使う必要があります。
その結果、持ち運ぶ機材の重量がさらに増してしまいそうです。
イメージセンサーがE-M1 Mark Ⅱから更新されなかった
出典:OLYMPUS
E-M1XにはE-M1 Mark Ⅱに搭載されていたTruePic VIIIが二基搭載されており、E-M1 Mark Ⅱと比べ、2倍の処理能力を有しており、その結果手持ちハイレゾショットやインテリジェント被写体認識AFやライブNDといった新たな機能が多数搭載されているのが特徴です。
ただし、残念なことにセンサー自体はE-M1 Mark Ⅱと同じものを採用しているため、基本的な画質は変わりません。(センサーは同じだがE-M1Xのものはチューニングは施されているらしく、jpeg画像は良くなっているように感じる。)
E-M1 Mark Ⅱの画質に不満があるわけではありませんが、E-M1Xはオリンパスの最新で最高価格のカメラであるので、新しいセンサーを採用して欲しかったというのが正直なところです。
EVFはもっと進化して欲しかった
E-M1XのEVFは、E-M1 Mark Ⅱよりもファインダーの倍率は1.48倍~約1.65倍に変更されており、実際に見ても大きく見やすくなっています。
しかし、それ以外の性能は据え置きになっています。
EVFの画素数は約236万ドットで、これは他社のハイエンドミラーレス一眼カメラと比べると少し劣っています。
もちろん、EVFの性能は画素数だけで測れるものではありませんが、イメージセンサー同様、E-M1Xはオリンパスの最新で最高価格のカメラであるので全てにおいてE-M1 Mark Ⅱを超えて欲しかったですね。
自分はE-M1 Mark Ⅱでも十分満足できる
E-M1XはE-M1 Mark Ⅱよりも高耐久シャッターユニットを搭載し、さらに進化した防塵・防滴性能などプロのフォトグラファーでも満足できるようなカメラですが、アマチュアの自分にはE-M1 Mark Ⅱでも全く問題ありません。
E-M1 Mark Ⅱは発売日に購入し、かれこれ2年以上使用していますが、大きな不満もなく、十分満足しています。
そして、同時にE-M1 Mark Ⅱ専用メンテナンスパッケージにも加入しているので、毎年点検を受けて問題箇所はしっかり修理・調整してくれるのでこれからもまだまだ元気に動いてくれそうです。
最後に
今回色々と買わない理由を書いたが、1番の理由は高価で買えなかったというのが真実です。
イベントでE-M1Xの実機を触り、その質感の高さや新しい機能などとても魅力的に感じているので、実際はとても欲しいです。
このカメラを購入した人が羨ましくて堪りません。
この記事を読んだ方には「酸っぱい葡萄」だと思われたかもしれませんがまさにその通りです。
もしどこかで、E-M1Xを使っている人を見かけたら、おそらく羨ましくてまじまじと眺めてしまうかもしれませんがどうか許してください。