こんにちは、E-M-Wです。
今回は、オリンパスとパナソニックのミラーレス一眼カメラを購入したけどどんなレンズを購入すればよいかわからないという初心者のためにオススメレンズを紹介します。
Contents
マイクロフォーサーズ規格とは
まずはじめにオリンパスとパナソニックのミラーレス一眼カメラを購入したユーザーには、マイクロフォーサーズ規格について知っていただきたいと思います。
マイクロフォーサーズとはオリンパスとパナソニックのミラーレス一眼カメラの共通規格です。
一眼レフおよびミラーレス一眼レフの交換レンズは基本的にはカメラボディと同じメーカーのものしか使用できません。(マウントアダプターの使用やサードパーティー製レンズを除く)
例えば、SONYのミラーレス一眼カメラのレンズは、SONYのミラーレス一眼カメラのボディでしか使用できない。
富士フィルムのミラーレス一眼カメラのレンズは、富士フィルムのミラーレス一眼カメラのボディでしか使用できない。と言った具合です。
しかし、オリンパスとパナソニックのミラーレス一眼カメラは同じマイクロフォーサーズ規格のなので、メーカーの壁を超えてお互いのレンズを使用することができます。
マイクロフォーサーズ初心者にオススメのレンズを紹介
マイクロフォーサーズ規格には魅力的なレンズがたくさんありますが、今回は初心者のためのオススメレンズを紹介するということで、できるだけ安価でコンパクトなレンズだけを紹介します。
ちなみにレンズの名前の頭にM.ZUIKO DIGITALと書かれているのがオリンパス製で、LUMIXもしくはLEICAと書かれているのがパナソニック製となっています。
標準ズームレンズ
標準ズームレンズはほとんどの人がレンズ交換式カメラを購入したと同時に手に入れるレンズです。
それもそのはずほとんどのレンズ交換式カメラは標準ズームレンズキットと言うボディ+標準ズームレンズのセット販売がされており、まずはじめにこのセットを購入することが多いからです。
しかし、他人からカメラボディを譲り受けたり、はじめにボディのみを購入したため標準ズームレンズを持っていない方もおられると思います。
標準ズームレンズは自分の撮影スタイルが確立するまでは特に重宝すると思うので最低でも一つは持っていた方が良いと思います。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
焦点距離14-42mm(35mm版換算値28-84mm)のレンズで、3倍ズームでありながら、本体がとても薄く携帯性が抜群です。
また電動ズームを採用しているので滑らかなズーミングが可能で、動画撮影時にも重宝します。
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.
焦点距離12-32mm (35mm版換算値28-64mm)のレンズで、こちらも3倍ズームでありながら、本体がとても薄く携帯性が抜群です。
オリンパスの14-42mmレンズよりも少しだけ厚みがありますが、その代わり本体の重さは70gと軽量で優っています。
またレンズ内手ぶれ補正も搭載しているので、ボディに手ぶれ補正の搭載されていないカメラにはこちらのレンズを使用すると良いでしょう。
LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
焦点距離12-60mm (35mm版換算値24-120mm)のレンズで、5倍のズームです。
幅広い焦点距離をカバーしているのが特徴ですが、その分先ほど紹介した標準ズームレンズより少し大きく重くなっています。
このレンズは防塵・防滴仕様仕様なので小雨でも撮影が可能です、ただしボディ側の防塵防滴仕様の必要があります。
それ以外にもレンズ内手ぶれ補正も搭載しています。
望遠ズームレンズ
望遠ズームレンズもボディとセットで販売されていることが多いので標準ズームレンズの次に所有している可能性の高いレンズです。
しかし、カメラ購入時は特に望遠の用途が思い浮かばず、購入しなかった方もいると思います。
望遠レンズは遠くのものを撮影するためだけのレンズではなく、圧縮効果や背景をぼかす際にも使用できるのではじめは必要ないと思っていても結局は必要になるレンズです。
普通の望遠レンズでは撮影が難しい野鳥やスポーツ撮影などを行いたい方は超望遠レンズと呼ばれる焦点距離が200m(35mm版換算値400m)以上のレンズがオススメします。
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
焦点距離45-175mm (35mm版換算値90-350mm)のレンズです。
このレンズは電動ズームなのでスムーズなズーミングが可能で動画撮影時にも重宝します。
またインナーフォーカスといってレンズをズームしてもレンズの前兆が変わらないのが特徴です。
レンズ内手ぶれ補正も搭載しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
75-300mm(35mm版換算150-600mm)の超望遠レンズです。
300mm(35mm版換算600mm)の超望遠レンズなので、他のマイクロフォーサーズレンズと比べると大きく重いが他社のミラーレス一眼やデジタル一眼レフの超望遠レンズと比べると圧倒的に軽くて三脚なしの手持ちでも撮影できます。
ただし、超望遠レンズは手ぶれにとても弱いのでボディ内手ぶれ補正の搭載されているカメラで使用することをお勧めします。
LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.
100-300mm(35mm版換算200-600mm)の超望遠レンズです。
オリンパスの超望遠レンズより少し重いがこちらの方がF値が小さいのでシャッタースピードの面では有利です。
またレンズ内手振れ補正を搭載しているので、手ぶれ補正の搭載されていないボディやパナソニックのDual I.S対応のカメラボディで使用することをオススメします。
広角ズームレンズ
人間の視野以上の広大な景色を写真に納めたい方にオススメのレンズです。
マイクロフォーサーズ規格には高性能な広角レンズが多数存在しますが、中にはレンズが丸く出っ張っているためレンズフィルターが装着できないものなどもあります。
なので、今回は扱いやすく安価な広角レンズのみを紹介します。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
9-18mm(35mm版換算18-36mm)の広角レンズです。
マイクロフォーサーズには高性能な広角レンズが他にもありますが、大きく重たい・フィルターが装着できないなどデメリットがあるので、広角初心者にはコンパクトなこのレンズをオススメします。
高倍率ズームレンズ
高倍率ズームレンズは10倍以上のズームができるレンズです。
コレ一本で標準から望遠までこなすことができるので旅行などで重宝します。
レンズを交換せずに多くの焦点距離に対応していることから便利ズームなんて呼ばれ方もします。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
14-150mm(35mm版換算28-300mm)の約10.7倍の高倍率ズームレンズです。
このレンズは防塵防滴に対応しています。
LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
14-140mm(35mm版換算28-280mm)の約10.7倍の高倍率ズームレンズです。
このレンズはレンズ内手ぶれ補正に対応しています。
単焦点レンズ
単焦点レンズとはズームできないレンズのことです。
ズームできないので自ら被写体に近づいたり離れたりして撮影しなければなりません。
しかし、ズームレンズと比べ単焦点レンズは画質が良く、さらにF値が小さいのでより背景をボカせたり、光を多く取り込めるので室内など暗い場所でも活躍します。
どの単焦点レンズを買えばいいかわからない場合は、これまでズームレンズで撮影した写真のExifデータを見返して、自分が頻繁に使用している焦点距離に近い単焦点レンズを購入することをオススメします。
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
25mm(35mm版換算値50mm)のレンズは標準レンズと呼ばれ、人間の視野に近いと言われており、扱いやすいので初心者にはオススメです。
ポートレートやテーブルフォトなど様々な用途で使用できる万能単焦点レンズです。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
45mm(35mm版換算値90mm)で中望遠レンズです。
背景を綺麗にぼかすことができるのでポートレート撮影で特に力を発揮します。
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.
15mm(35mm版換算値30mm)で準広角レンズです。
標準レンズより少し画角が広いのでスナップ撮影などで力を発揮します。
ちなみにiPhoneのカメラの画角は35mm版換算で28mmなので、iPhoneで写真撮影に慣れている人は使いやすいと思います。
マクロレンズ
小さな被写体を大きく写すことのできるのがマクロレンズです。
マクロレンズを使えば、肉眼では見えない小さな花や昆虫の世界を撮影することができます。
もちろん小さな被写体を撮影する用途以外にも普通のレンズとしてもに使用することも可能です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
30mm(35mm版換算値60mm)のマクロレンズです。
マイクロフォーサーズのマクロレンズでは一番安価で初心者でも手を出しやすくなっています。
安価なレンズですが、マクロレンズとしては最高レベルの1.25倍(35mm換算値は約2.5倍)の最大撮影倍率を誇ります。
30mmのマクロレンズなので屋外での使用よりもテーブルフォトなどの用途にオススメです。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
ミラーレス一眼カメラは撮影用途に合わせたレンズを使用してこそ真価を発揮します。
自分にあったレンズを使って撮影を楽しみましょう。
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