こんにちは、E-M-Wです。
現在OLYMPUSから様々なミラーレス一眼カメラが発売されています、そして、それらは機種によって使える機能などが異なります。
今回は2016年7月現在、OLYMPUSオンライショップで取り扱われている機種を対象にそれぞれの特徴を紹介していきます。
あなたにはどれがお勧め?オリンパスのミラーレス一眼選び~OM-Dシリーズ~(2017年度版)は記事はこちら
今回紹介するカメラ
OLYMPUSのミラーレス一眼はPENシリーズとOM-Dシリーズの2種類に分類できます。
PENシリーズは
- PEN Lite E-PL7
- PEN-F
の2機種のラインナップで
OM-Dシリーズは
- E-M10 Mark Ⅱ
- E-M5 Mark Ⅱ
- E-M1
の3機種のラインナップになっています。
今回はOM-Dシリーズを紹介していきます。
E-M10 Mark II
OM-Dシリーズの初心者向けモデルで2015年9月4日に発売されました。カラーがブラック、シルバーの2色展開です。
サイズは幅119.5mm高さ83.1mm奥行き46.7mmで重量が390g(バッテリー、メモリーカード込み)です。
OM-D三兄弟の末っ子で、OM-Dシリーズの中では一番小型、軽量なモデルです。
OLYMPUSのホームページではパパママのためのカメラという扱いですが実際には高いポテンシャルを秘めたカメラです。
画素数
1605万画素で、これはE-PL7,E-M5 Mark Ⅱと同じです。
手ぶれ補正
エントリーモデルであるにもかかわらず、E-M1と同じ5軸手ぶれ補正が搭載されています。 その補正効果は4段分になります。
EVF
EVFの性能はE-M5 Mark II,E-M1には及ばないものの、エントリーモデルとしては十分の性能を持っています。
その性能は、236万ドットでファインダー倍率が35mm換算で0.62倍となっています。
内臓ストロボ
OM-Dシリーズで唯一ポップアップ式のストロボを内臓しています。 ストロボを使用することはあまりないと思いますが、ちょっとした必要な時にあると便利だと思います。
こんな方にお勧め
- 初心者向けの低価格モデルでもEVF付きのカメラが欲しい
E-M5 Mark II
OM-Dシリーズの中級者向けモデルで2015年2月20日に発売されました。カラーがブラック、シルバーの2色展開です。
サイズは幅123.7mm高さ85m奥行き38mmで重量が469g(バッテリー、メモリーカード込み)です。
OM-D三兄弟の次男で、OM-Dシリーズでは中級機の扱いですが上級機であるE-M1の発売から1年以上後に発売されたため、機能面ではE-M1を凌ぐ部分も多々有ります。
画素数
1605万画素で、これはE-PL7,E-M10 Mark Ⅱと同じです。
手ぶれ補正
5段分の補正がある5軸VCM手ぶれ補正を搭載しています。 これはOLYMPUSの手ぶれ補正の中でも最高の性能を誇り、この機種以外にはPEN-Fにだけ搭載されています。 つまり、手ぶれ補正の性能はE-M1を凌駕しています。
EVF
236万ドット、ファインダー倍率は35mm換算で0.74倍のEVFが搭載されています。 これはE-M1に搭載されているのと同じもので、現在発売されているOLYMPUS機のEVFでは最高の仕様になっています。
バリアングルモニター
OM-Dシリーズでは唯一バリアングルモニターを採用しています。 バリアングルモニターを使えば自由なアングル、構図で撮影することができます。
防塵防滴性能
雨の中でも撮影可能な防塵防滴性能を持っており、さらには-10℃まで対応できる低体温性能も兼ね備えています。 この機能は上位機のE-M1と同等の性能となっています。
ハイレゾショット
ハイレゾショットとは、0.5ピクセル単位でセンサーをずらして8回撮影した画像を元に高解像度の写真を作り出す機能です。 1605万画素のE-M5 Mark Ⅱで行うと4000万画素相当の写真を撮ることができます。 これはE-M1には搭載されていない機能になります。
こんな方にお勧め
- 防塵防滴のカメラが欲しい
- 三脚なしでもブレない強力な手ぶれ補正のカメラが欲しい
E-M1
OM-Dシリーズの上級者向けモデルで2013年10月19日に発売されました。カラーがブラック、シルバーの2色展開です。
サイズは幅130.4mm高さ93.5m奥行き63.1mmで重量が497g(バッテリー、メモリーカード込み)です。
OM-D三兄弟の長男で、OLYMPUSのミラーレス一眼では最上位機種となっています。 しかし、E-M5 Mark IIが後に発売したため、機能面で劣るところが有ります。 それでも、E-M1の絶対的優位なポイントもあるのでその辺も紹介していきます。
画素数
1628万画素です。
手ぶれ補正
4段分の補正がある5軸手ぶれ補正を搭載しています。 これは後で発売されたE-M5markⅡの手ぶれ補正より少し劣っています。
EVF
236万ドット、ファインダー倍率は35mm換算で0.74倍のEVFが搭載されています。 これはE-M5markⅡに搭載されているのと同じもので、現在発売されているOLYMPUS機のEVFでは最高の仕様になっています。
防塵防滴性能
雨の中でも撮影可能な防塵防滴性能を持っており、さらには-10℃まで対応できる低体温性能も兼ね備えています。
AF性能
E-M1のAFはDUAL FAST AFと名付けられていて、他のOLYMPUSのミラーレス機はコントラストAFのみを使用しますが、E-M1はコントラストAFの他に像面位相差AFも使うことができます。
具体的にはS-AF時はコントラストAFを使用し、フォーサーズ用レンズを装着した時とC-AF時は像面位相差AFを使用します。
コントラストAFは動かない被写体には正確にピントを合わせますが、動く被写体にピントを合わすのが苦手です。 像面位相差AFはAFエリアが狭くなりますが、動く被写体にピントを合わすのが得意です。
なので、像面位相差AFを使用できるE-M1は他のOLYMPUSのカメラよりも動体撮影が得意ということになります。
連写性能
OLYMPUSのカメラには連写Lと連写Hと言う二種類の連写があります。
連写Hの高速連写が可能ですが、ピントは最初に一枚目に固定されて連写します。
連写Lは連写Hに比べて連写速度が劣りますがC-AFと組み合わせることで、一枚ずつピントを合わせ続けます。
連写H | 連写L | |
E-M1 | 10コマ/秒(C-AF時は9コマ/秒) | 6.5コマ/秒 |
E-M5 Mark II | 10コマ/秒 | 5 .5コマ/秒 |
E-M10 Mark II | 8.5コマ/秒 | 4.0コマ/秒 |
この表はOM-Dシリーズの連写性能をまとめたものです。 この表を見るとE-M1とE-M5 Mark IIの連写性能はあまり差がないようになっていますが、実はE-M1(ver3.0以降)のみ連写Hでも連写Lと同様に一枚ずつピントを合わせ続ける仕様になっています。
これにより、E-M1はC-AFと連写Hを合わせることで、9コマ/秒のAF追従連写が可能で他のOM-Dシリーズを遥かに凌ぐ連写性能を持っています。
グリップ
他のOM-Dシリーズよりもグリップが前にせり出しています。
これにより、PROレンズのような大型レンズを装着してもカメラをしっかりとホールドすることができます。
こんな方にお勧め
- 動体撮影をする方
- PROレンズなどの大型レンズを使用する方
最後に
よければ、PENシリーズの紹介もご覧下さい。