こんにちは、E-M-Wです。
オートモード、シーンモードから更にステップアップするためには、プログラムモード(Pモード)、絞り優先モード(Aモード)、シャッタースピード優先モード(Sモード)、マニュアルモード(Mモード)の4つのモードの使い方を習得する必要があります。
今回紹介するのはその4つのモードの中でも、初心者でも上級者でも一番使う機会が多い絞り優先モード(Aモード)を紹介していきます。
絞り優先モードとは
カメラのモードダイヤルをA(メーカーによってはAv)の位置に合わせることで使うことができます。
このモードは自分で絞り値を調整でき、適正露出になるようにカメラが自動的にシャッタースピードを設定してくれます。
絞り値を調整することによってボケをコントロールできます。
絞りとは
絞りとは、レンズ内にある絞り羽根と呼ばれる部分を開いたり、閉じたりすることで光を取り込む量を調整する部分のことです。 絞りの大きさの単位はF値と呼ばれ、数値が小さいほど穴が大きく、数値が大きいほど穴が小さくなります。
では、実際に写真を撮って試してみましょう。
この上の写真はM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8のレンズを使い、絞り優先モードでF値を1.8に設定して撮影したものです。
そして、この上の写真もM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8のレンズを使い、絞り優先モードでF値を8.0に設定して撮影したものです。
先ほどの写真の結果を見ても分かる通り、絞りを開ける(F値を小さくする)ほど被写界深度と呼ばれるピントの合う範囲が浅くなり、ボケる範囲が広くなります。 逆に絞る(F値を大きくする)と被写界深度は深くなりピントの合う範囲が前後に広くなります。
基本的には背景をぼかした撮影を行いたい場合はF値を小さく設定し、風景など全体にピントを合わせたい場合はF値を大きく設定すると良いでしょう。 ただし、絞りすぎると回折ボケと言って写真がぼんやりする現象が起こってしまうので基本的にはF10ぐらいまでに止めておきましょう。
まとめ
デジタル一眼カメラ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼)を使う理由の一つに大きくボケた写真を撮りたいと言う人も多いと思います。
絞り優先モードはそんな写真を撮りたい方にとってぴったりのモードだと思います。 ただこのモードはぼかすためだけではなく全体にピントのあった写真を撮るためにも使うということも忘れないでください。
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