こんにちは、E-M-Wです。
今回は猫カフェでねこをデジイチ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼)で撮る方法を紹介します。
野良猫を可愛く撮りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください
Contents
使用する機材
猫カフェに限らず、室内で猫を撮る場合は明るいレンズが必須です。
カメラに付属されているキットレンズ(F値が3.5〜5.6などのズームレンズ)で撮影すると明るさが足りず、シャッタースピードが遅くなり被写体ブレを起こしたり、シャッタースピードを速くするためiso感度が上がり画質が低下するなどの問題が起こります。
そんな室内の撮影ではF値の小さい単焦点レンズの使用をオススメです、F1.8前後の単焦点レンズがあれば問題なく撮影できます。
次にレンズの焦点距離についてですが、猫カフェの猫は比較的人馴れしており、簡単に近づくことができるので望遠域は必要なく標準域で撮影可能です。
自分は普段の撮影ではレンズを3本以上は持っていきますが、猫カフェ内でレンズを頻繁に交換するのは野暮だなと思い35mm版換算値50mmの単焦点レンズ1本で臨みましたが、特に不便は感じませんでした。
自分が得意、またはお気に入りの単焦点レンズ1本で撮影することをお勧めします。
撮影テクニック
明るい単焦点レンズで撮る
こちらの写真はオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROと言う単焦点レンズを使用して撮影しています。
単焦点レンズはF値が小さく明るいという特徴があるので、iso感度を上げることなくシャッタースピードも保ったまま撮影できます。
猫カフェの猫は激しく動き回ることはないと思うので、シャッタースピードは1/250秒あれば十分です。
また単焦点レンズは被写体をぼかすことも容易なので猫を柔らかいふんわりした雰囲気で写すことができます。
今回はF1.2のレンズを使用していますが、一般的には単焦点レンズは明るければ明るい(小さいF値)ほど高価になってしまいます。
初心者の方には比較的安価で購入できるF1.8クラスの単焦点レンズをオススメします。
近づいてアップで撮る
屋外の野良猫を撮影するときは望遠レンズが必須アイテムですが、猫カフェの猫を撮影するときは望遠レンズ必要ありません。
警戒心の強い野良猫とは違い、人馴れしている猫カフェの猫たちは至近距離に容易に近づくことができます。
上の写真はオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROレンズで撮影しました。
このレンズはマイクロフォーサーズ規格のレンズで35mm版換算値で50mmの標準域のレンズですがここまで近づいても全く嫌がらずに撮影させてくれました。
ただし、猫は気分屋なので機嫌が悪かったりすると逃げる場合ももちろんあります。
そんなときは追いかけたりするとさらに機嫌が悪くなる可能性があるので潔く諦めて他のねこ達を撮影しましょう。
目にピントを合わせる
ねこの顔をアップで撮影する場合、ピントは必ず猫の目に合わせましょう。
これはねこだけではなく他の動物や人間など目のある被写体を撮る際の基本です。
鼻や他の部分にピントが合っていると、目がボケた感じの残念な写真になってしまいます。
そして、上の写真のように顔が斜めを向いている場合、奥の目にピントが合っているとピンボケした感じの写真になってしまいますので必ず手前の方の目にピントを合わせましょう。
どんなデジイチでも目にピントを合わせることはできますが、初心者お勧めなのはタッチ操作可能なデジイチです。
背面液晶に表示されたねこの目にタッチするだけでピントを合わせシャッターも切ることが出来るので簡単に目にピントの合った写真を撮ることができます。
ねこの目線で撮る
人の目線で上から撮影すると、背景が床になってしまい少々味気ない感じの写真になってしまいます。
そんなときはねこの目線で撮影してみましょう。 ねこの目線で撮影することで背景を生かすことができ、なおかつ自然な雰囲気の写真に仕上げることができます。
上の写真はねこがテーブルの上で眠っているので、自分はしゃがんで目線を合わせて撮影しました。
背景が写っているので猫カフェの雰囲気も伝えることができました。
この猫はテーブルの上にいたので目線を合わせるのは比較的簡単ですが、床の上のねこに目線を合わせて撮影する場合はしゃがんだだけではねこと同じ目線にはなりません。
寝転んで撮影すればねこと同じ目線になりますが、他のお客様もいる手前その行為を行うのはなかなか難しいことだと思います。
そんなときは、バリアングル・チルト式の背面液晶を持ったデジイチ(デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼)を使用して撮影しましょう。
バリアングル・チルト式などの可動式の背面液晶があれば、しゃがんでカメラを地面すれすれに構えても背面液晶を確認しながら撮影することができます。
上から撮って、全体のフォルムを撮る
先ほど猫の目線に合わせて撮影しましょうと解説しましたが、この写真は斜め上からのアングルで撮影しています。
ねこの無防備に寝ている姿や少しぼてっとしているフォルムが可愛いと思い、そんな体全体を見せたいと思ったのでこの斜め上からのアングルで撮影しました。
一般的には上からの目線で撮影すると地面が背景になり説明的な写真になるので猫を撮影する際はあまり好ましくなく、目線を合わせて撮影するのが好ましいと言われています。
しかし、自分が可愛いと感じたのであれば、写真のハウツー本などセオリーは無視して自由にねこ達を撮影すると良いと思います。
注意点
寝ている猫を起こさない
猫は1日のうちで12〜16時間ぐらいが睡眠時間だと言われています。 な気持ちよさそうに寝ているねこを無理やり起こしたりするのは絶対にダメです。
寝ているねこを撮影する場合は、一部のミラーレス一眼カメラに搭載されている静音シャッターなどを使用すると良いでしょう。
他のお客さんの迷惑にならないように撮影する
猫カフェは写真撮影OKですが、写真撮影するために訪れる客だけではありません、ねこと遊びたい人・猫を眺めていたい人など様々なお客さんがいます。
他のお客さんに迷惑がかからないように写真撮影を行いましょう。
女性客の近くではローアングルで撮影しない
ねこの目線で写真を撮るためにはローアングルで撮影を行いますが、その際女性客が近くにいると盗撮されているんじゃないかと疑われたりする可能性があります。
誤解を避けるためにもできるだけ人のいない方向にカメラを向けましょう。
男性一人客お断りの店か事前に調べておく
猫カフェの中には男性一人客(複数でも)お断りの猫カフェが存在します。
せっかく行ったのに門前払されるのは悲しいので事前にホームページや電話で調べてから訪れましょう。
ただ男性一人客がOKの猫カフェでも、男性一人だと少し不審に思われる可能性があるので、できれば知人の女性を誘って行くのが良いかもしれません。
フラッシュをオフにする
フラッシュを使うとねこ達が驚くので絶対に使ってはいけません。
またフラッシュを使うつもりがなくても、オートモードで撮影すると自動的にフラッシュが発光する恐れがあります。
カメラのマニュアルをしっかり読んで、フラッシュの設定をOFFにしてから撮影しましょう。
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