こんにちは、E-M-Wです。
誰でも簡単に画像のノイズを除去することのできるTopaz DeNoise AI(トパーズ デノイズ AI)というアプリのダウンロードからインストール方法、割引クーポンを使った購入方法、使い方をレビューしていきます。
Contents
Topaz DeNoise AIとは
Topaz DeNoise AIはアメリカ・テキサス州に拠点を置くTopaz labs社によって開発・販売されている、画像のノイズ除去専用のPCアプリケーションです。
独自に開発した人工知能技術を用いたノイズ除去は他の写真編集アプリに搭載されているノイズ除去機能とは一線を画しており、簡単の設定で誰でも簡単にノイズのない高品質の画像を作成することができます。
Windows・MacのどちらのOSにも対応しており、更にAdobe Lightroom Classicのプラグインとして使用することも可能です。
DeNoise AIの無料トライアル版のダウンロード方法
DeNoise AIは公式サイトで無料トライアル版がダウンロード可能です。
無料のトライアル版といっても使用期限が30日に設定されているだけで、ノイズ除去機能自体は製品版と全く同じ仕様になっています。
なので、一度体験版で試してみてそれから購入するか検討してみるのが良いと思います。
ちなみに私の場合、無料トライアル版を試してすぐにDeNoise AIのノイズ除去機能の優秀さに惚れ込み、即購入しました。
無料トライアル版をダウンロードするにはまずは販売元のtopazの公式サイトにアクセスし、画面上のproductsからDeNoise AIをクリックします。
このページに移動したら、Try for freeをクリックします。
すると、このようなウィンドウが表示されるので、無料体験版を受け取るためのメールアドレスを入力し、Get Free Trialをクリックします。

先程入力したメールアドレスに上記の内容のメールが送られてきます。
ユーザーネームとパスワードはダウンロードしたソフトの使用時に必要となりますので、大切に保管してください。
また、Windows用・Mac用のダウンロードリンクがあるので自分のPCにあった方をクリックし、ダウンロードします。
ちなみに今回はMac版のDeNoise AIをダウンロードし手順を紹介していきます。
DeNoise AIのインストール方法
ダウンロードが完了したら、 PC内のダウンロードしたTopaz DeNoise AIのファイルを開きます。
表示されたDeNoise AIのアイコンをダブルクリックします。
開くをクリックします。
セットアップウィンドウが開くので、Nextをクリックします。
license agreementはライセンス契約に関する内容が記載されており問題なければ、I accept the agreement(契約に同意する)をクリックします。
DeNoise AIのアプリを保存するディレクトリを指定します。
問題なければ、nextをクリックします。
nextをクリックするとDeNoise AIのインストールが開始されます。
finishをクリックすればインストール完了です。
インストールしたDeNoise AIを起動させこのウィンドウが表示されたら、TOPAZ LABのアカウント入力を行います。
上の入力欄に先程メールで送られてきたユーザーネーム OR Eメールアドレスを入力し、下の入力欄には同じく送られてきたパスワードを入力し、ログインをクリックします。
TOPAZ LABのアカウントをお持ちで無い場合は、Create an Accountをクリックし、新たにアカウントを作成する必要があります。
Start Trialをクリックすれば、30日無料トライアルがスタートします。
DeNoise AIの購入方法
DeNoise AIを購入するには販売元であるTOPSZ LABSの公式サイトの購入ページにアクセスします。
そして、DeNoise AIの項目に書かれている Buy Nowをクリックします。

こちらがDeNoise AIの注文画面です。
画面右に、
- メールアドレス
- 苗字・名前
- 住んでいる国
- 郵便番号
- 市町村名
- 都道府県名
- 市町村以降の住所
を入力し、支払い方法をクレジットカードもしくはpaypalから選択します。
画面左には購入するソフトの名称・価格・プロモコードという項目があります。
DeNoise AI 割引クーポンの使い方
プロモコードとは割引クーポンのことで、これを使えばDeNoise AIを割引購入することができます。
Add promo codeをクリックするとクーポン入力欄が表示されるので、「EMW15」と入力し、OKをクリックします。
するとクーポンを使用したことによって、15%割引された価格で購入が可能になります。
全て入力ができたら、支払いボタンをクリックし、購入完了です。
無料体験版を使用していないユーザーは購入後送られてくるメールにあるダウンロードリンクからDeNoise AIをインストールしてください。
すでにDeNoise AIの無料トライアル版をお使いのユーザーは、ソフトウェアをログアウトし、再度メールアドレスとパスワードでログインすれば、DeNoise AIの製品版にアクティベートされます。
DeNoise AIの使い方
ここからはDeNoise AIの使い方を詳しく解説していきます。
画像の読み込み
こちらがDeNoise AIのメイン画面です。
まずはノイズ除去したい画像を画面にドラッグ&ドロップ、もしくは画面中央のbrowseをクリックし、PCに保存されているフォルダから選択します。
ちなみに画面下の4つの画像が表示されていますが、これらはサンプル画像でソフトのテストを行うこともできます。
今回はサンプル画像を選択して読み込みます。
画像を読み込むと、画面真ん中にウィンドウが表示され、「Generating Previewz(プレビューの生成)」と表示され、100%になるとノイズ除去後のプレビューが表示されます。
DeNoise AIの編集画面の使い方
DeNoise AIにはさまざまなノイズ除去作業のためのツールが用意されています。
画面右上にはBrighten・Zoom・Original・Viewの4種類のツールが表示されています。
Brightenはクリックすると画像の暗い部分を明るくし見えやすくしてくれます。
Zoomは画像の拡大率を変更します。
Originalはクリックすると、編集前の画像を表示します。
Viewは画像の表示方法を4種類から選択することができます
single viewはこのように画像が単体で表示されます。
split viewは画面中央に白い線が表示され、その線を左右に動かすことで、オリジナルの画像とノイズ除去後の画像の変化を確認することができます。
side by side viewは左側にオリジナルの画像、右側にノイズ除去後の画像を表示します。
compression viewは画面左上にオリジナル画像、画面右上にDENOIZE AIでノイズ除去を適用後の画像、画面左下にAI clearでノイズ除去の効果適用後の画像、画面右下にLow lightでノイズ除去の効果適用後の画像を表示します。
画面右側にある編集ツールを使ってノイズ除去の各種調整を行います。
編集ツールは上から順に
- Undo・Redo:編集内容を取り消す場合はundo、取り消した内容に戻る場合はREDO
- Auto-update preview(オートアップデート プレビュー):ONにすると動作ごとにプレビューを生成、OFFにするとプレビューを自動的に生成しなくなります。
- AI Mode(AIモードの切り替え・ノイズ除去量の調整):ノイズ除去AIモードを3種類から切り替え、ノイズ除去量を調整します。(後述で解説)
- Post-Processing(後処理):カラーノイズ除去とディテールの復元の調整
ちなみに画面右の編集ツールにはAI モードという項目があり、タブをクリックする事で
- DeNoise AI
- AI Clear
- Low Light
の3種類から変更可能です。
AI Mode
DeNoise AIにはノイズ除去効果の異なる3種類のAIモードが用意されています。
一つ目がDeNoise AI モードです。
これが基本のノイズ除去モードとなります。
このモードでは、
- Remove Noise:ノイズ除去量の調整
- Enhance Sharpness:シャープネス量の調整
を行うことができます。
またAutoと書かれているボタンをオンにすると、AIが編集する画像に最適なセッティングを自動的に行なってくれます。
ただし、あくまで、人工知能による判断なので自分の理想の結果になるとは限りません。 なのでその際は手動でノイズ除去量とシャープネス量の微調整を行いましょう。
2つ目がAI Clearモードです。
このモードでは、
- Remove Noise:ノイズ除去量の調整
- Enhance Sharpness:シャープネス量の調整
を行うことができます。
ただし、DeNoise AIモードと異なり、
- ノイズ除去量はLow(弱) ・Med(中)・High(強)の3種類から選択
- シャープネス量はLow(弱)・High(強)の2種類から選択して調整を行います。
スライダーで数値を調整するDeNoise AIモードとは異なり、こちらは効果の強さを数パターンから選択するため初心者向けのノイズ除去モードとなります。
AI Clearモード でもAutoと書かれているボタンをオンにすると、人工知能が編集する画像に最適なセッティングを自動的に行なってくれますが、このモードで提案されるノイズ除去量とシャープネス量はわずか6通りなので、このモードでAuto機能はあまり使うことはないと思われます。
3つ目がLow lightモードです。
このモードは夜空や明るくない室内など暗い場所で撮影した写真のノイズ除去する際に使用するもので、
- Remove Noise:ノイズ除去量の調整
- Enhance Sharpness:シャープネス量の調整
を行うことができます。
上の比較画像は左がDeNoise AIモードと右がLow Lightモードで同じノイズ除去量・シャープネス量を適用したものですが、効果は一目瞭然ですね。
なお、Low lightモードでもAutoモードによる自動セッティングも可能となっています。
Post-Processing
AI モードによるノイズ除去の調整を行ったら最後にPost-Processingを調整します。
Post-Processingとは後処理という意味で、
- Recover Original Detail:ノイズ除去によって失われたディテールを復元
- Color Noise Reduction:カラーノイズ除去量を調整(カラーノイズとは写真全体に現れる色のついたノイズの一種)
を行うことができます。
Mask
DeNoise AIにはマスク機能も搭載されており、さらに高度なノイズ除去を行うことも可能です。
マスク機能を使用するにはまず画面下のMaskをクリックします。
マスキング用のブラシツールが表示されます。
このマスキング用のブラシで塗った部分のみにノイズ除去の効果を適用することができます。
またマスクツール使用に画面下にマスク専用のツールが展開されます。
マスクで使用できるツールは左から順に
- Sub・Add:subは消しゴムツールでAddはブラシツールの切り替え
- Edge-aware:チェックを入れるとマスキングに境界線を検出
- Radius・Threshold・Opacity;ブラシの大きさ・しきい値・透明度の調整
- Overlay:チェックを入れるとマスキングしている部分を赤色で表示
- Options:fill(画面全体をブラシツールで塗りつぶす)・invert(マスクの反転)・clear(画面全体をで消しゴムツールで塗りつぶす)・delete(マスクの削除)
- Remove Mask・Apply Mask:マスクツールのキャンセル・マスクツールを適用する
ノイズ除去した画像をエクスポート
ノイズ除去の編集が完了したら、最後に画像のエクスポートを行います。
編集画面左下にあるsave imageボタンをクリックするとエクスポートの設定ウィンドウが表示されます。
- Image Format:Preserve source format(オリジナルのファイル形式を保持)・JPG・JPEG・TIF・ TIFF・PNG・DNGから選択可能
- Quality:画像の品質を設定
- Filename:ファイル名を変更
- Save directory:画像の保存場所を元の場所・変更先で選択可能
- Color profile:Preserve source profile(オリジナルのカラープロファイルを保持)・ProPhoto RGB・sRGB・Adobe RGB・Apple RGB・Wide-gamut RGBから選択可能
これらの設定を行い、ウィンドウ下のSaveをクリックすれば、エクスポート完了です。
環境設定
画面上のツールバーのtopaz DeNoise AI→Performanceをクリックすると環境設定ウィンドウが表示されます。
環境設定では、以下の設定が可能です。
Save Options
- Default filename prefix:ファイル名の接頭語を指定する
- Default filename suffix:ファイル名の接尾語を指定する
- Appende processing mode as suffix:ファイル名の接尾語にAIモード名を追加する
Application
- Allow anoymousw data collection:オンにするとソフトウェアの解析、診断、使用状況に関するデータがtopaz社に匿名で送られます。
- Controls Panel Location:編集用コントロールパネルの位置を左・右で切り替えることができます。
Perflrmance
- Cailbrate:クリックすると、次回画像のプレビュー時、denoize aiが調整し、最高のパフォーマンス設定を選択します
- Enable discrete GPU:dGPUを有効にする
- Allowed graphics memory consumptionGPU:dGPUを有効にすると設定可能な項目で、メモリの消費量をHigh・Medium・Lowの3段階で設定可能です。
- Enable Intel OpenVINO:dGPUを無効にすると設定可能な項目で、この項目を有効にするとIntelopenvinoのパフォーマンスを向上させることができる。(ただし、この効果が有効なのは第6世代以降のintel CPUに限る)
DeNoise AIのノイズ除去効果を検証
ここからは実際にDeNoise AIを使って、どれだけ画像ノイズを除去してくれるか試してみましょう。
上の写真はフルサイズミラーレス一眼カメラのPanasonic LUMIX S5にLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.レンズを装着し、焦点距離 84mm ・iso6400・F8.0・シャッタースピード 1/80で撮影した画像です。
ブログサイズではわかりにくいのですが、iso6400ということもあり、大画面で見ると全体的にノイズが目立っています。
この画像にDeNoise AIを使ってどれだけノイズが除去されているか確認してみましょう。
今回は効果がわかりやすいように画像を200%のサイズに拡大しています。
iso6400で撮影した画像をDeNoise AIでノイズ除去


スライダーを右に動かすとAIモード DeNoise AI /Remove Noise 15/Enhance Sharpness 15でノイズ除去した画像に変化します。
ノイズ除去量をもっと上げることのできますが、今回は自然な仕上がりになるようRemove Noise(ノイズ除去量)を控えめの15に設定してみました
iso6400で撮影した画像のノイズがこのようにクリアに除去されています。しかも、一般的な写真編集ソフトでノイズ除去を行うと、ノイズだけでなく必要なディテールも失われることがありがちですが、DeNoise AIの場合、ノイズを消しつつ文字部分などのディテールはしっかりと残してくれます。
iso200で撮影した画像とiso6400で撮影しDeNoise AIでノイズ除去した画像を比較
次は同じ作例の写真でiso200で撮影した画像と先程のiso6400で撮影し、DeNoise AIでノイズ除去した画像を比較してみましょう。


スライダーを右に動かすとAIモード DeNoise AI /Remove Noise 15/Enhance Sharpness 15でノイズ除去した画像に変化します。
少し驚きの結果ですが、iso6400で撮影した画像にDeNoise AIでノイズ除去した画像とiso200で撮影した画像を比較してみてもノイズ量もディテール感もほぼ違いのないことがわかります。
このようにたとえ暗いシーンで高感度撮影を行っても、このDeNoise AIがあれば、低感度撮影並みのノイズレスな画像を手に入れることができます。
DeNoise AI プラグイン機能
DeNoise AIはLightroomのプラグインとしての使用できます。
プラグインとして使用する手順はLightroomの画面上のツールバーの写真→他のツールで編集→Topaz DeNoise AIをクリックです。
DeNoise AI ソフトウェア使用要件
DeNoise AIのソフトウェアを動かすために必要なPCのスペックは以下の通りです。
ちなみに現在、私は現在、サポート対象外のAppleシリコン「M1」チップ搭載機でDeNoise AIを使用していますが問題なく動作しています。
Windows | Mac | |
OS | Windows8,Windows10 | MacOS 10.13(High Sierra)以降 |
CPU | Intel i5 3.0GHz以上、Ryzen 5 3.0GHz以上 | Intel i5 3.0GHz以上 |
GPU | Nvidia GT740以上、Radeon 5870以上、Intel ID Graphics 4600以上 | Nvidia GT740以上、Radeon 5870以上、Intel ID Graphics 4600以上 |
OpenGL | OpenGL3.3以降 | |
メモリ | 8GB以上 | 8GB以上 |
モニター解像度 | 1024×768以上 | 1024×768以上 |
DeNoise AI アップデート方法
DeNoise AIを起動させたら、画面上のツールバーのHelp→ Check For Software Updates(ソフトウェアのアップデートをチェック)を選択します。
DeNoise AIのアップデートがリリースされている場合、このようなウィンドウが表示されます。
ちなみに、通常は先程説明したソフトウェアのアップデートをチェックをしなくても、起動時にこのウィンドウ表示される場合もあります。
新しいバージョンにアップデートする場合は、Download(ダウンロード)をクリックし、ダウンロードしないのであれば、Closeをクリックします。
また、Don't show forと書かれている項目のボタンには1Day・1week・2week・1monthの選択肢があり、例えば1weekを選択し、Closeをクリックすると、DeNoise AIを起動時に1週間このアップデートウィンドウを非表示にすることができます。
次にこのウィンドウが表示されたら、YESをクリックします。
インストールが開始され、終了するとアップデート完了です。
DeNoise AI アップデートの注意点
DeNoise AIは購入後、1年間は全てのアップデートを無償で行うことができますが、1年以降アップデートを行うにはアップグレードプランを$49.77で購入する必要があります。
アップグレードプランを購入すると再度1年間無償でDeNoise AIのアップグレードを行えるようになります。
ただ、1年ごとにお金を支払わないとDeNoise AIを使用できないわけではないのでご安心ください、あくまでアップデートが行えないだけでソフト自体は買い切りで半永久的に使い続けることができます。(お使いのPCのOSが対応しなくなった際を除く)
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