こんにちは、E-M-Wです。
今回は新たに導入した写真編集ソフトのDxO PhotoLab(ディーエックスオー フォトラボ)の特徴・購入方法・無料体験版の導入方法等を詳しく解説していきます。
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Contents
DxO PhotoLabとは
DxO PhotoLabはフランス・パリに拠点を置くDxO Labsから発売されている写真編集ソフトです。
デジタルカメラやスマートフォンやレンズのデータを科学的に解析し、性能を評価するWebサイトのDxOMark.comと関連企業で、その解析したデータを生かし、最高レベルのレンズ補正やノイズ除去を実現します。
macOS・WindowsのOSに対応しており、日本語にも最適化されています。
現在、最新バージョンのPhotoLab 6は公式サイトで以下の価格で販売されています。
PhotoLab 6の価格
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DxO PhotoLab 6で追加された新機能
最新バージョンのPhotoLab 6では写真編集や写真管理に役立つさまざまな新機能が追加されています。
PhotoLab 6の主な新機能
- DeepPRIME XD
- DxO ワイド色域
- ソフトプルーフ機能
- RETOUCHツール
- パース補正ツール
- カラーラベルによるフィルタリング・検索機能の追加
DeepPRIME XDはPhotoLab 6の目玉となる新機能で、DeepPRIMEを超えた別次元のノイズ除去とディテール表現を実現します。(ELITE版のみ)
DxO ワイド色域は最新のモニターやプリンターを最大限に活かせる従来よりも幅広い色域で、そのDxO ワイド色域を使用することでプリンターやモニターへの出力を最適ができるソフト校正機能(ELITE版のみ)が使用可能になりました。
RETOUCHツールは従来の修正ツールを新たに刷新し、ソースポイントを回転・反転・変換し、選択した部分を追加したりカットしたりでき、絶対的な精度で写真を修正することができます。(ELITE版のみ)
またパース補正ツールが標準装備され、建築物の歪みを修正することが出来るようにもなりました。(ELITE版のみ)
それ以外にもカラーラベルを使ったフィルタリングや検索ができるようになり、編集機能だけでなく管理機能もさらに強化されています。
DxO PhotoLab 6の特徴
DxO PhotoLab 6には以下のような特徴があります。
DxO 光学モジュールによる優秀なレンズ補正を搭載
DxO PhotoLab 6は、レンズとデジタルカメラの特性に基づいたDxO光学モジュールを使って、ヴィネット・レンズシャープネス・倍率色収差・ディストーション等のレンズの欠点を自動で補正することができます。
また対応するデジタルカメラのデータで400以上で、対応するレンズのデータはなんと60000以上です。
このDxO PhotoLabでレンズ補正に用いているデータはデジタルカメラのセンサーやレンズを科学的に解析しレビューするサイト「DxOMark」のものなので、他の写真編集ソフトのレンズ補正機能と比較すると補正精度は完璧です。
光学モジュールとはデジタルカメラボディとレンズの組み合わせたデータで、画面上ツールバーのDxO光学モジュールからダウンロードすることができます。
ちなみにDxO光学モジュールをダウンロードしていない写真を開くと上のようなウィンドウが表示され、ダウンロードすることができます。(一度光学モジュールをダウンロードすれば、次回からは表示されることはありません。)
最高クラスのノイズ除去機能を搭載
DxO PhotoLabのノイズ除去機能はレンズ補正同様に科学的に解析されたカメラボディ・レンズの情報を用いて行うため、高感度で撮影された写真であっても自動で優れたノイズ除去を行うことができます。
さらに、DxO PhotoLab 6には通常のノイズ除去機能以外にもRAW画像専用の「DxO DeepPRIME」をさらに超える「DxO DeepPRIME XD」という最高のノイズ除去機能が搭載されています。
他の写真編集ソフトのノイズ除去とは異なり、AIを用いた技術であるDxO DeepPRIMEはデモザイキングとノイズ除去を同時に行うことで、ノイズを軽減しながらも色のディテールを最大限に維持することができ、DxO DeepPRIME XDにおいては、DxO DeepPRIMEと同等のノイズ除去に加えさらに鮮明なディテールを与えることができます。
ちなみにDxO PhotoLabのノイズ除去機能は高画質・PRIME・DeepPRIME・DeepPRIME XDの4種類があり、効果は順に高くなっていきます。
ちなみに、高画質は全てのファイルフォーマットに対応していますが、PRIME・DeepPRIME・DeepPRIME XDはRAWデータのみの対応となっています。
では実際に私が試した作例をご覧ください。
Panasonic LUMIX S5を使いiso12800で撮影した写真に対して、高画質・PRIME・DeepPRIMEの3種類のノイズ除去を施しています。
私が試して結果は以下のようになっています。
高画質はiso感度が約1段分向上 (iso12800の写真がiso6400の写真と同等のノイズ量)
PRIMEはiso感度が約3段分向上(iso12800の写真がiso1600の写真と同等のノイズ量)
DeepPRIMEはiso感度が約5段分向上 (iso12800の写真がiso400の写真と同等のノイズ量)
高感度で撮影した写真が信じられないぐらいノイズレスな写真に変化し、とても驚きました。
しかも、ノイズは除去されても色もディデールもしっかりと保持されています。
これだけ優秀なノイズ除去機能があれば、フルサイズ機はもちろんマイクロフォーサーズのようなセンサーサイズの小さい機種でも臆することなく高感度撮影を行うことができますね。
部分補正が簡単で使いやすい
DxO PhotoLab 6には部分補正機能が搭載されており、写真の一部分のみを補正することができます。
例えば、空の部分のみ補正したり、人物の顔のみを補正したりと様々な用途で使用することができます。
部分補正中はマウスの副ボタン(右クリック)でリングアイコンが表示され、マスキングの方法を瞬時に切り替えることができます。
補正する範囲を選択するにはブラシや自動マスク・段階フィルターなどいろいろな方法がありますが、その中でも特におすすめなのはU Point テクノロジーを用いたコントロールポイントとコントロールラインという範囲選択方法です。
コントロールポイントは選択したポイントの色・明るさ・コントラストの類似したピクセルに調整することができます。
例えば、上のかき氷の赤いシロップの部分だけを補正したい場合、赤いシロップ部分にコントロールポイントを置き、かき氷全体を囲むように範囲を指定します。
この状態で表示されるイコライザーの各補正スライダーを上下に動かすと円形の選択範囲内でコントロールポイントを置いた色に類似している部分のみを補正することができます。
なお、このイコライザーは他の方法で選択範囲を指定した際も使用しますが、他の写真編集ソフトのように補正値が数値で表示されるのではなく、スライダーの上下で補正値を表しており、簡単な目視で確認でき非常に扱いやすくなっています。
オーバーレイ表示を行えば、選択されている範囲は一目瞭然です。またさらに選択範囲を詳細に指定したい場合は、マスクの選択値という項目の色相・明るさを調整することもできます。
今回紹介したコントロールポイントは円形なので、人物やオブジェクトの選択範囲の指定で有効ですが、風景写真などの場合、画面全体を選択しやすいコントロールラインで選択範囲を指定することをお勧めします。
逆光補正に最適な機能「DxO Smart Lighting」
DxO Smart Lighting(DxO スマートライティング)機能は明暗差のある写真のシャドウ部分の補正に有効な機能です。
例えば、逆光で撮影した写真や暗い場所で撮影した写真などもスライダーを動かすだけで、写真全体の明るさを自動的に認識し、暗い部分中心に明るさとコントラストを修正してくれます。
Before
After:DxO Smart Lighting:強さ 40適用
ちなみにこのDxO Smart Lightingには均一と重点の2種類のモードがあります。
基本的には均一モードを使用しますが、人物の顔が写っている写真の場合は重点モードを使用することをお勧めします。
この重点モードは均一モードとは異なり、写真内の人物の顔を認識し、顔部分を優先して補正するようになっています。
認識する顔は複数でも可能なのでグループ写真などでも効果を発揮します。
写真のモヤを取り除く機能「DxO ClearView Plus」
DxO ClearView Plus(DxO クリアビュープラス)は風景写真をぼんやりさせる要素である霧や靄や黄砂などを取りのぞいたり、窓ガラス越しに撮影した写真などを鮮明にすることができる機能です。
同様の機能はLightroomやLuminarやON1 Photo RAWなど他の写真編集ソフトにも搭載されていますが、個人的にはDxO PhotoLabを使った方がより自然な色合いに補正してくれるように思います。
Before
After:DxO ClearView Plus 強さ50適用
写真に簡単に透かしを追加できる「Instant Watermarking 」
DxO PhotoLab 6には写真に透かしを簡単に使いすることができるInstant Watermarking(インスタント ウォーターマーキング)機能が搭載されています。
使用できる透かしはテキストと画像で配置する位置はフォントの種類やサイズ・位置を自在に操ることができます。
またプリセットに保存することでき次回からはすぐに写真にウォーターマークを追加できるようになります。
Adobe Lightroom Classicとの連携が可能
DxO PhotoLab 6はプラグインを使用することで、Adobe Lightroom Classicと連携することが可能です。
例えば、Lightroom Classicで管理している画像をDxO PhotoLabに転送して編集を行ったり、逆にDxO PhotoLabで開いた画像をLightroom Classicに転送して編集を行うこともできます。
DxO PhotoLabで画像を編集し終わったら、Lightroom Classicに以下の5種類の方法でエクスポートすることができます。
1. JPG形式でエクスポート
2. TIIF形式でエクスポート
3. DNG形式でエクスポート(全ての補正を適用)
4. DNG形式でエクスポート(ノイズ除去と光学補正のみを適用)
5. 選択されたファイルを処理せずにエクスポートする
3の方法はLightroom Classicを使用せずにDxO PhotoLabのみで編集を終わらせたい方におすすめで、4の方法はDxO PhotoLabに搭載されている高機能な光学補正とノイズ除去の効果を得ながらもLightroom Classicでの写真編集も行いたい方におすすめです。
31日間の無料体験版あり
DxO PhotoLab 6には様々な高機能写真編集ツールが搭載されており、皆さんにぜひお勧めしたいところですが、全ての機能を使用できるElite版は買い切りで定価が21900円とやや高価です。
なので購入前に公式サイトでダウンロード可能な無料体験版お試しいただくことをお勧めします。
体験版はElite版全ての機能を31日間無料で試すことができます、ちなみに31日間が経過すると書き出した写真にDxO PhotoLab DEMOの透かしが入るようになっています。
なお、無料体験版の導入方法については後述で解説します。
DxO PhotoLabの無料版の入手方法
DxO PhotoLab 6の無料体験版ページには以下のリンクからアクセスできます。
\31日間無料体験/
無料体験版のページにアクセスしたら、メールアドレスを入力し、画面に表示されている計算の答えの数字を入力し、無料トライアルを開始をクリックするとダウンロードが開始されます。
ダウンロードが開始されない場合、先ほど入力したアドレス宛に送られてくるメールのPhotoLabのWindows版・Mac版いずれかのダウンロードリンクをクリックしソフトウェアのダウンロードを行います。
ちなみに私はMacを使用しているのでMac版を選択しています。
ダウンロードされたDxO PhotoLabのファイルを開きます。
Mac版の場合、DxO PhotoLabのアプリのアイコンをドラッグ&ドロップでアプリケーションフォルダに移動させ、アプリケーションフォルダのDxO PhotoLabを起動させます。
DxO PhotoLabソフトウェアライセンス同意書が表示されるので内容を読み、同意するをクリックします。
ELITE版の体験デモ版を試すの試すをクリックします。
体験デモ版の登録を行うためOKをクリックします。
登録が完了したら、OKをクリックします。
これで晴れてDxO PhotoLabの無料体験版を試用することができます。
ちなみに無料体験版・製品版問わず、DxO PhotoLabを最初に起動すると上の画面が表示され、デフォルトの補正プリセットの設定を行う必要があります。
この項目は後からでも変更できるので、とりあえず1のスタンダードか2の光学補正のみを選択しておくことをお勧めします。
DxO PhotoLab 6 セール情報
DxO PhotoLab 6をお得に購入するなら年に数回開催されるセール期間中の購入がおすすめです!
セールの開催時期は不定期のため、こまめに当サイトもしくは公式サイトを確認することをお勧めします。
\PhotoLab 6公式サイト/
DxO PhotoLab 6の価格と購入方法
DxO PhotoLab 6はDxO Labsの公式サイトでELITE Edition(エリート版)とESSENTIAL Edition(エッセンシャル版)の2形態で販売されています。
ELITE Editionは通常価格23900円なのに対し、ESSENTIAL Editionは通常価格14900円と割安ですが、ELITE Editionは全ての機能が使用できるのに対し、ESSENTIAL Editionは一部機能が使用できないようになっています。
ESSENTIAL EditionはELITE Editionと以下のような違いがあります。
- ELITE Editionは3ライセンスに対し、ESSENTIAL Editionは2ライセンス
- DxO PRIME・DeepPRIME・DeepPRIME XDが使用不可
- ソフト校正モードが使用不可
- ブラシと消しゴムを使って、ReTouchのエリアの形状を編集
- ReTouchによるソースエリアを回転・拡大縮小・およびミラーリング
- X-Transに非対応
- DxO ClearView Plus が使用不可
- DxO Instant Watermarking が使用不可
- モワレ補正ツールが使用不可
- パーソナライズされたパレットの作成が使用不可
- お気に入りツールによるパレットの絞り込みが使用不可
- アクティブな補正によるパレットの絞り込みが使用不可
- ツールの検索が使用不可
- 写真名の一括編集が使用不可
- メタデータの選択的コピーペーストが使用不可
- DCP プロファイルの管理が使用不可
- カメラキャリブレーションの ICC プロファイル管理が使用不可
- カラーレンダリングプロファイルが使用不可
- 複数出力が使用不可
- プリセットの編集が使用不可
- 部分プリセットの作成が使用不可
- IPTC 編集 が使用不可
ESSENTIAL Editionの購入を検討している方は上の使用できない機能をよく確認して購入することをお勧めします。
値段は高価ですが、個人的にはやはり全ての機能を使用できるELITE Editionの購入をお勧めします。
購入の手順
DxO PhotoLabを購入するをクリックします。
先ほども解説しましたが、DxO PhotoLabにはエリート版とエッセンシャル版の2種類がありますので、注文時に間違えないようご注意ください。
支払い画面に移動したら、まずマイアカウントの作成を行うために
- メールアドレス
- パスワード
- 確認のためにパスワードを再度入力
- 名前・苗字
- 国名・県名
- 住所(市町村名以降)
- 郵便番号・市町村名
を入力します。
ちなみに既にアカウントを作成している場合は、ログインしてから支払い画面にアクセスすることで、マイアカウント作成をスキップすることができます。
画面右の販売に関する利用規約に同意しますにチェックを入れ,支払いに進むをクリックします。
支払い方法を選択し、支払いに必要な情報を入力し、完了後ライセンス認証コードの書いたメールが送られてきます。
DxO PhotoLabを起動させ、ライセンス認証コードを入力し、ライセンス認証を行えば製品版としてDxO PhotoLabを使用することができます。
DxO PhotoLabの使い方
フォトライブラリ機能
DxO PhotoLabには「フォトライブラリ」と呼ばれる写真管理機能が搭載されています。
画面左の参照ブラウザからはPC本体に保存されているフォルダ内の写真や外付けHDD等の外部ストレージに保存されているフォルダ内の写真などに簡単にアクセスし、閲覧することができます。
またPhotoLabにはストレージ内の写真を簡単に見つけることのできる検索機能が搭載されています。
この検索機能は参照ブラウザ上のウィンドウに検索ワードを入力することで使用できます。
検索ワードに使用できるのは以下の項目です。
- Exifデータ(シャッタースピード、絞り、ISO感度、焦点距離)
- IPTCメタデータ
- 日付
- フォルダ名(Windows)
- ファイル名
- ファイルの拡張子種類(Mac)
- レーティング
- キーワード
- IPTCメタデータ
ちなみに使用できるワードは一つだけでなく複数の項目を組み合わせて検索することも可能です。
画面右のメタデータパレットでは開いている写真のヒストグラム・EXIF・IPTC・キーワードを閲覧・編集することができます。
編集機能(設定)
DxO PhotoLabの編集機能(設定)の使い方について解説します。
画像を選択し、画面左上の設定をクリックもしくは、画像をダブルクリックすると編集画面に移行します。
画面左パレットで使用できるのは以下の項目です。
- ヒストグラム
- 移動/ズーム
- Advanced History
- プリセットエディタ
コマンドバーで使用できるのは以下の項目です。
上段左から順
- スピード比較:クリックすると補正前の画像が表示
- 1画面2分割プレビュー:画面中央のスライダーを動かして、補正前と補正後を比較
- 画像の全画面表示
- ズームフィット
- ズーム率100%
- 現在のズームレベル
下段左から順
- ハンドツール
- クロップツール
- ホワイトバランス・カラーピックツール
- 水平
- 修正
- 赤目
- 部分補正ツール
補正パレットには写真編集に使用する補正ツールが格納されています。
ちなみにDxO PhotoLabの補正パレットには2種類のワークスペースが用意されており、どちらかを選択する事ができます。
DxO スタンダードには基本的な補正ツールがグループ化されており、DxO アドバンスドには全ての補正ツールがグループ化されています。
このワークスペースは画面上のツールバーのワークスペースの項目でいつでも変更可能です。
ちなみにワークスペースは自分でカスタマイズすることもできます。
DxO PhotoLab ソフトウェア使用要件
最低限必要なPCのスペック | Mac | Windows |
CPU | あらゆるCPU | SSE4.1対応のあらゆるCPU |
RAM | 8GBのRAM | 8GBのRAM |
空き容量 | 4GB以上の空き容量 | 4GB以上の空き容量 |
OS | macOS10.15.7,11.0,12.0 | Windows10バージョン1809以上 |
推奨するPCのスペック | Mac | Windows |
CPU | Intel Corei7第4世代以上,Apple silicon | Intel Corei7第4世代以上,AMD RYZEN |
RAM | 16GB以上のRAM | 16GB以上のRAM |
空き容量 | 6GB以上の空き容量 | 6GB以上の空き容量 |
OS | macOS10.15.7,11.0,12.0 | Windows10バージョン1809以上 |
DxO PhotoLabとPureRAWとの違い
DxO LabsからDxO PhotoLabと同等のノイズ除去・レンズ補正が可能なRAWファイル専用ノイズ除去ソフト「PureRAW」がリリースされています。
PhotoLabとPureRAWのどちらを購入すれば良いか悩んでいる方はこれから紹介する比較をぜひ参考にしてみてください。
写真編集機能の違い
DxO PhotoLabには数多くの写真編集機能が搭載されていますが、PureRAWにはノイズ除去・レンズ補正以外の写真編集機能が搭載されていません。
写真管理機能の有無
DxO PhotoLabにはフォトライブラリと呼ばれる写真管理機能が搭載されていますが、PureRAWには写真管理機能は一切搭載されていません。
Lightroom Classicのプラグイン機能の有無
2022/3/20 追記
DxO PureRAW 2でLightroom Classicプラグイン機能が追加されました。
DxO PhotoLabはAdobe Lightroom Classicのプラグインとして使用することが出来ますが、PureRAWはプラグインとして使用することが出来ません。
例えば、PhotoLabの場合、Lightroom Classicのライブラリで管理している写真対して、プラグイン機能を使ってノイズ除去・レンズ補正を適用することが出来ますが、PureRAWにはプラグイン機能がないためそのようなことを行うことが出来ません。
そのため、フォルダ等に保存されている画像にまずPureRAWでノイズ除去・レンズ補正を適用し、それを直接エクスポートする必要があります。
富士フィルム X-trans センサー機の対応の有無
2022/3/20追記
DxO PureRAW 2で富士フィルム X-trans センサー機に対応しました。
DxO PhotoLabはバージョン5からX-E・X-PRO・X-T・X100シリーズ等の一部の富士フィルム X-transセンサー搭載機の対応(ベータ対応)が開始されています。
しかし、残念ながらPureRAW (最新のバージョン1.5)は現在のところX-transセンサー搭載機には対応していないため使用することが出来ません。
ノイズ除去・レンズ補正の調整項目の違い
DxO PhotoLabとPureRAWは同じノイズ除去機能とレンズ補正機能を持っています。
PhotoLabはそれらの機能の効果の強弱を詳細に設定することが出来ますが、PureRAWはほとんど設定することができず、ほぼオートで処理が行われます。
上の画像はDxO PhotoLabのノイズ除去・レンズ補正機能で行える設定です。
ノイズ除去・レンズシャープネス・倍率色収差・ディストーション・ヴィネットの強さなどのパラメーターを詳細に調整したり、適用したくない効果があれば、オフにすることもできます。
上の画像はDxO PureRAWのノイズ除去・レンズ補正機能で行える設定です。
一方こちらはパラメーターを使った詳細な調整を行うことはできず、ノイズ除去方法の選択・レンズシャープネスとレンズ歪み補正のオンオフしか行うことが出来ません。
画像書き出し時項目の違い
DxO PhotoLabとPureRAWでは編集した画像の書き出し時の項目が異なります。
上の画像はDxO PhotoLabの書き出し時の項目です。
画像の形式
アクション:JPG・TIFF・DNG(全ての補正を適用)・DNG(ノイズ除去と光学補正のみ適用)から選択
品質:16bit・8 bit・8 bit(圧縮) から選択
出力先フォルダ
フォルダ:エクスポート先のフォルダを設定
サブフォルダ:サブフォルダを設定
接尾語:接尾語を設定(初期設定はDxO)
サイズ変更
解像度:数値と単位をdpi・dpcから選択
サイズ変更モード:用紙に合わせて回転・自動調整・最長サイズ・最短サイズ・メガピクセル・比例から選択
サイズ:数値と単位をピクセル・cm・インチから選択
補完法:バイ キュービック・バイ・キュービック法 シャープ・バイ リニアから選択
透かし
プリセット:透かしのプリセットを適用する
詳細プリファレンス
ICCプロファイル:ICCプロファイルを撮影時の設定・sRGB・Adobe RGB・ICCプロファイルの選択から選択
メタデータ
含めるもの:EXIF・属性・IPTC・キーワード・GPS座標から選択
また書き出し設定はプリセットとして保存して次回書き出し時に簡単に使用することが出来ます。
上の画像はDxO PureRAWの書き出し時の項目です。
出力形式:JPG・DNGから選択
インストール先フォルダ:元画像のあるDxOフォルダ・カスタムフォルダから選択
ちなみにPureRAWの場合、先程のノイズ除去・レンズ補正の調整項目の違いで解説したノイズ除去方法の選択・レンズシャープネスとレンズ歪み補正のオンオフも書き出し時に指定します。
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