こんにちは、E-M-Wです。
高機能なカメラバッグ・カメラストラップでお馴染みのブランド「Peak Design」から新しいカメラバッグが発売されました、その名も「EVERYDAY TOTEPACK」。
今回は購入したPeak Design EVERYDAY TOTEPACKを使って、バッグの使い方や収納例、実際に使ってみた感想をレビューします。
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Contents
EVERYDAY TOTEPACKレビュー
外観
Peak Design EVERYDAY TOTEPACKの正面の写真です。
出典:Peak Design
今回私が購入したカラーはBlack(ブラック)ですが、他にもBone(ボーン)があります。
TOTEPACK(トートパック)という名称はあまり聞きなれないものであり、さらに一般的なトートバッグと違い縦長の形状をしています。
出典:Peak Design
トートなのでバッグの上についている持ち手を持ってこのように使用します。
EVERYDAY TOTEPACKの背面の写真です。
この状態ではまだTOTEPACK(トートパック)という名前の由縁はわかりませんね。
この背面の上の方にポケットがありその部分に秘密があります、なんと中にはショルダーベルトが格納されています。
その格納されている二つのショルダーベルトを引っ張り出し、バッグの左右底面についているフックに引っ掛けると・・・
このようにバックパックに変形します。
これがTOTEPACK(トートパック)の正体で、
トートバッグとしても、バックパックとしても使用できるハイブリッドなカメラバッグなのです。
出典:Peak Design
ちなみにバックパックとして使用するとこのようになります。
EVERYDAY TOTEPACKの横の写真です。
トートバッグとしては珍しくサイドからアクセスできるジップが両左右についています。
スペック表
容量 | 20L(最大25L) |
外部の寸法 | 高さ49cm×幅39.5cm×奥行き16cm |
内部の寸法 | 高さ41.9cm×幅33cm×奥行き8.9cm |
重量(仕切りなし) | 1.05kg |
重量(仕切りあり) | 1.25kg |
PC収納部の寸法 | 高さ38.1cm×幅25.4cm×奥行き2.5cm(MacBook Pro 15・16インチを収納可能) |
タブレット収納部の寸法 | 高さ30.6cm×幅22.1cm×奥行き0.7cm(iPad Pro 12インチを収納可能) |
各部の詳細
ここからはEVERYDAY TOTEPACKの各部の解説していきます。
持ち手
二つの枝分かれした持ち手部分にはマグネットが仕込まれており、磁力でくっつきます。
メインアクセス部
メインアクセス部分はジップでの開閉式で防水性も抜群です。
さらにこの部分にマグネットが仕込まれており、ジップを閉めなくてもワンタッチでバッグの口を閉じることができます。
またEVERYDAY TOTEPACKはロールトップを採用しており、上の写真のように本体の容量を20Lから25Lに拡張することができます。
PC・タブレット収納ポケット
メインアクセス部を開けるとPC・タブレットを収納するためのポケットがあります。
PCとタブレットの収納部分は分かれており、PCは15/16インチのMacBook Pro・タブレットは12.9インチのiPad Proを収納するスペースがあります。
サイドアクセス部
Peak DesignのEVERYDAY BACKPACKなどと同様にサイドからのアクセスが可能になっています。
詳しい収納方法等は後ほど解説します。
ショルダーベルト
先ほどEVERYDAY TOTEPACKの外観の解説でバックパックに変形することをご紹介しましたが、その方法をもう少し詳しく解説します。
ショルダーベルトは、このように無数の輪っかが連なっています。
輪っかの数は8個あり、フックを引っ掛ける場所でバックパックのショルダーベルトの長さを調整します。
また余ったベルト部分はフックの内側のポケットに収納することができます。
そして、Peak DesignのカメラアクセサリーのCaptureもこのベルトに装着することができます。
アクセサリーポケット
メインアクセス部の下にはアクセサリー類を収納できるポケットがあります。
アクセサリーポケットの前後側面は小物を収納しやすいように小さなポケットで区切られています。
さらに、ポケットの奥にnchor Link key tether(アンカーリンク キーテザー)Aがついており、これに自宅や車等のキーをつけておくことができます。
ちなみにAnchor Link key tether(アンカーリンク キーテザー)は旧Peak Designのカメラバッグにも付属されていましたが、これまでのものとは異なり、紐の部分が細いものに変更されています。
キャリーストラップ
出典:Peak Design
バッグ内に入りきらない荷物を運搬する時に使用します。
このキャリーストラップ自体は旧EVERYDAY BACKPACKなどにも付属されました。
旧EVERYDAY BACKPACKなどV1シリーズではフック部分が金具でしたが、EVERYDAY TOTEPACKなどV2シリーズではプラスティック性で形状が少し変わっています。
カメラ機材収納例
Peak Designのカメラバッグは「FlexFold dividers(以下ディバイダー)」と呼ばれる仕切りを使ってバッグ内を区分けしてカメラやレンズ等を収納します。
EVERYDAY TOTEPACKには2枚のディバイダーが付属されており、大きく分けて2種類の収納方法があります。
出典:Peak Design
例えば、上の画像のようにディバイダーを横で使うパターン。
この方法を用いた場合、サイドのジップから中の機材にアクセスします。
写真のようにカメラ機材を収納できるか実際に試してみました。
今回、私が収納に使用するカメラはオリンパスのミラーレス一眼カメラ OM-D E-M1 Mark Ⅱ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO レンズとM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO レンズです。
E-M1 Mark Ⅱ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを実際に収納したところ問題なく収納できました。
逆サイドにM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROレンズを収納しましたが、こちらも問題なく収納できました。
ちなみに全長の長い望遠レンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO も試しに収納してみましたが、こちらも問題なく収納できています。
出典:Peak Design
ディバイダーを横に使用するパターン以外にディバイダーを縦に使用するパターンの収納方法もあります。
E-M1 Mark Ⅱ+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROで試しに公式サイトと同様の収納方法を試してみましたが、ボディが干渉し同じように収納することができませんでした。
そのため縦で収納するには、ディバイダーを一枚外したり、上の写真のように工夫する必要があります。
ただ、このディバイダーを縦にする収納方法を行うと他の荷物の収納スペースがだいぶ狭くなってしまうので、横では収納できない長さの望遠レンズを使用する方以外にはあまりオススメしません。
Peak Design EVERYDAY BACKPACK 20Lと比較
私は同じPeak DesignのEVERYDAY BACKPACK 20L(新型V2ではなく旧型のV1)を愛用しています。
せっかくなのでEVERYDAY TOTEPACKと大きさや重さなどを比較してみましょう。
こうして正面でべてみると高さはほぼ同じですが、EVERYDAY TOTEPACKの方が横幅があることがわかります。
今度は横で並べてみました、EVERYDAY TOTEPACKの方が奥行きがなくスリムですね。
ちなみに本体の重さは、
- EVERYDAY TOTEPACK 20Lが1.25kg(ディバイダーあり)
- EVERYDAY BACKPACK 20Lが1.8kg(ディバイダーあり)
とEVERYDAY TOTEPACKの方が約550gほど軽くなっています。
EVERYDAY TOTEPACKを使用して感じた良いところ・悪いところ
良いところ
薄くて軽く使いやすい
EVERYDAY BACKPACK 20Lを普段使いで使用していた時、バッグ自体が重いこと、バッグの奥行きがあり、満員電車などで周りの邪魔になるなどが不満でしたが、EVERYDAY TOTEPACKはスリムでさらに軽くてとても使いやすいと感じました。
トートバッグ・バックパック、どちらでも使える点
EVERYDAY TOTEPACKの一番のセールスポイントはトートバッグ・バックパック、どちらでも使える点です。
服装に合わせて、気分に合わせて、場所に合わせて使い分ける事ができます。
またデザインもシンプルでカメラバッグ以外の用途で十分使用できます。
悪いところ
思っていたよりもカメラボディ・レンズが収納できない
私はEVERYDAY BACKPACK 20Lを愛用しており、EVERYDAY TOTEPACKも同じ20Lなので同じぐらいのカメラ機材を収納できると考えていましたが、収納スペースが以外と狭く思っていたよりもカメラボディ・レンズが収納できないと感じました。
またEVERYDAY BACKPACK 20Lのようにサイドにドリンクや小型三脚をさせるポケットもないので、それらを持ち歩く場合はさらに収納スペースが狭くなります。
このバッグはレンズを装着したカメラボディと交換レンズ1本ぐらいで運用するのが良さそうです。
バックパックに変形できるが、バックパックには機能性で劣る
EVERYDAY TOTEPACKはトートにもバックパックにもなるのが特徴ですが、バックパックとしてしか使用しない方は素直にEVERYDAY BACKPACKを購入した方が良さそうです。
バックパックとしてみると、一番気になるのはショルダーストラップです。
ショルダーストラップはトートバッグとして使用する際は収納できるのが特徴ですが、そのためショルダーストラップがEVERYDAY BACKPACKなどと比べるとややチープな作りです。
それ以外にもチェストストラップがない、EVERYDAY BACKPACKのようにショルダーベルトの長さを一瞬で変える事ができないなどの点も劣っています。
まとめ
このEVERYDAY TOTEPACKは、
- トートバッグ・バックパックのどちらでも使用する
- 多くのカメラ機材を持ち歩かない
- このバッグを写真撮影でも日常でも使いたい
この項目に当てはまる方にオススメします。
- バックパックとしてしか使用しない
- 大量のカメラ機材を持ち歩く
そんな方はEVERYDAY BACKPACKを購入した方が良いと思います。
またトートバッグとしてしか使用しない方には、EVERYDAY TOTEをオススメします。
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