こんにちは、E-M-Wです。
デジタル一眼カメラでボディと同じぐらい重要な物、それは交換レンズです。 レンズを使い分け、シーンに適したレンズを選択することで意図した写真が撮れます。
そんな重要なものだからこそ、覚えておきたい知識もたくさんあります。 いきなりたくさん覚えるのは大変なので少しずつ覚えていきましょう。
まずは今回、レンズの焦点距離について説明していきたいと思います。
焦点距離とは
OLYMPUSのレンズを例に挙げると「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」や「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」という名前で、この赤い文字の部分が焦点距離を示しています。
ちなみに12-40mmと記載されているレンズは焦点距離が12mm~40mmまで調整できるレンズでズームレンズといい、45mmとだけ記載されているレンズは焦点距離を45mm以外調整できないレンズで単焦点レンズと言います。
焦点距離について理解するため、まずはこの画像を見てください。
焦点距離12mmで撮影
焦点距離40mmで撮影
焦点距離12mmで撮影した方が広く写り、焦点距離40mmで撮影した方が大きく写っています。
なぜこのようになるのか図解で説明します。
焦点距離とはレンズからイメージセンサーまでの距離のことで単位はmmで表します。 そして焦点距離が短いほど広く写り(広角)、焦点距離が長くなるほど写る範囲が狭くなります(望遠)。この写る範囲を画角と言います。
まとめると
広角レンズ=焦点距離が短い=画角が広い
望遠レンズ=焦点距離が長い=画角が狭い
となります。
35mm換算
前回のセンサーサイズの記事でも説明したのですが、フルサイズ、APS-C、フォーサーズではセンサーサイズが違い、同じ焦点距離のレンズで撮影しても画角が変化し、写せる範囲が違ってしまいます。 画角を同じになるように焦点距離を計算した数値を35mm換算と言います。
APS-Cのレンズは約1.5倍、フォーサーズのレンズは2倍するとほぼ同じ画角の写真が撮れることになります。
例
フルサイズ | APS-C | フォーサーズ |
16mm | 10mm | 8mm |
34mm | 22mm | 17mm |
50mm | 33mm | 25mm |
150mm | 100mm | 75mm |
300mm | 200mm | 150mm |
600mm | 400mm | 300mm |
まとめ
ややこしい話ですが必ず役に立つ知識ですので、しっかり覚えておいてくださいね。